2017年05月30日

映画「赤毛のアン」



友人に誘われ、映画「赤毛のアン」を観た。
上映劇場も少なく、あまり話題になっていないようだったので、
きっとガラガラに空いているのだろうと期待せずに行ったのだが、
なんと!予想に反してほぼ満席の客入り。
お客はもちろん女性ばかり。
それも、私たちよりさらに年配のおばちゃんがいっぱい!

原作の世界を丁寧に描いた映画で、満足度が高い。
グリーン・ゲイブルズの青々とした草原、美しい木立、輝く湖…
豊かな自然が四季ごとの姿を見せる。
そして、アンやマリラ、マシュウ、多くの人に愛される登場人物たち、そして彼らの生活ぶりが物語から抜け出したようにイメージそのままなのが嬉しい。

アンは、あの年頃の少女特有の
活発で、おしゃべりで、夢見がちで、頑固で、癇癪もちで、利発さが
全て魅力的に上手く描かれている。
扱いにくいアンに手を焼きながらも、アンの魅力に惹かれ、
マリラやマシュウもまたアンを必要としていった様子が、よくわかった。

親友ダイアナは外見が私のイメージと少し違ったけれど、
栄養が良い状態で大切に育てられ、身体も大きく、おっとりとしたダイアナは
アンと並ぶと、アンがいかに瘦せっぽちでみすぼらしいかが一目瞭然で、
ああ、やはりダイアナはこういう女の子なんだろうなと思った。

ギルバートはイケメンになった姿まで見たかったわ~
アンの少女時代の前半を丁寧に描いているので、映画は
アンが「グリーン・ゲイブルズのアン」になるところまでなのよねぇ…。
ラスト、グググッと話が盛り上がり、
アンのみならず、アンの周囲のマリラたちも人間的成長を遂げ、
自分の世界をより良く変える感動に思わず、ほろっとする。

それだけに、続きも観たくなる。
マシュウが死んでしまうのも、
いちご水では担任の先生が大変な目に遭うのも、
ギルバートがグングン成長するのも、
私たちは知っているのだもの。

「赤毛のアン」は高校の夏休みの宿題の課題図書の一冊で、
朝、駅前の書店で買ってきて、その夜まで読み続けて読破した。
一気に読めるくらい面白かったのだが、アンに対しては近親憎悪というか
自分と似たところを感じるだけに、逆に好きになれなかった。

最後の「すべて世はこともなし」の意味も、高校生だった当時はピンとこなかった。

今、改めてアンの世界に浸ると、そんなふうに感じていた娘時代の自分も含め、
眩しく、愛らしい。

途中で終わったような印象だけど、「赤毛のアン」の一番いいところが映画になっている気もする。
観に行って良かった映画だった。
posted by める at 12:36| Comment(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2017年05月25日

キスだけなんて信じない

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キスだけでいいからなんて嘘よ
私に口づけて狂わずにいられる?
キスまでで私を諦めた男はいないのよ

ブンブンと羽音を立てて飛ぶ蜂が
無遠慮に花びらの奥へと潜り込み
潤う蜜を吸う
満足するまでいつまでも

求められる唇ならば
しっとりと濡れて柔らかく
ばらの花びらのように
甘く香って
もっとあなたを焦らせましょう
posted by める at 23:51| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年05月23日

好きな花は、なりたい花

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春のこの時期に咲く可憐な桃色の小さな花が好きだ。

すみれのようだけど、ムラサキカタバミという植物らしい。
雑草の茂みに隠れていたり、
小さな川のそばに咲いていたり、
歩いていると、思いがけない場所でこの花を見つけ笑顔になれる。

そう、小学校へ通う道にもよく咲いていた。
学校の花壇で咲き誇るチューリップよりも、雑草のようなこの花が好きだと、自分を投影させて思ったものだ。

明るく元気なクラスの中心になる華やかな少女は私の像からは、ずれていた。
愛らしい桃色の花びらを広げ、
控えめに、しかしすっくと背を伸ばして、しなやかに風に揺れて咲く。
そんな花でいたかった。

たくさん咲いているからと、手折って持ち帰ると家に着く頃には、細い茎がすっかりくたっとしてしまってだめになるのが残念だった。
今は簡単に写真に撮れるからいいね。


posted by める at 00:11| Comment(2) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年05月16日

大塚国際美術館【徳島・鳴門】

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地下5階、地上3階建てという総面積が途方もなく広大な大塚国際美術館
とにかく広い!
歩きやすい靴で来館すべし。

展示作品の数がハンパない!!
古代から現代まで、有名な絵画がこれでもか!これでもか!と並ぶ。

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ルノアールも、ゴッホも、
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超有名な代表作があれもこれも。

正直ね…
一日で全部見て回ると、なんかもう情報過多になってしまって、すっごく疲れる。
(疲れたら、休憩所にポカリスエットの自販機あり♪「大塚」だからね!)

これらは全て「陶板名画」
本物ではない。
しかし、本物と同じサイズの、美しい色で鑑賞することができる。

ルノアール展だと、大勢の来場者の列に並んで順番にしか観れない作品も、ここではストレスフリー。
写真撮影もOKなのだ。
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しかし…しかしね、
例えば、この クロード・モネ 《ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)》も
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展【京都市美術館】で本物を観たんだけど、
本物はね、…すごかった!
圧倒される凄さが溢れていた。

着物の刺繍の部分なんて浮き出て見えて、本当に刺繍がしているんじゃないか?と目を凝らして見てしまうくらい見事で…。
あの感動を思うと、陶板名画はやっぱり何か違う感が…。

高校生の校外学習の団体もいた。
教科書の小さなサイズの印刷の絵で見るより、大塚国際美術館で実際の作品の大きさの作品を鑑賞したほうがずっといい。
たくさん展示されている絵の中にお気に入りも見つかることだろう。

だけど、ここで観たからと言って、観たとは思わないでほしい。
いつか、実際の作品を目の前で見てほしい。

私がいつか実物を見たい作品は…
アングルの「アンジェリカを救い出すルッジェーロ 」なんだけど、ここにはなかった。

美しいアンドロメダが全裸で海の岩に繋がれ、海獣の餌食となる寸でのところで、
白馬に乗ったペルセウスが空から現れ、助けられる…。
王子様とお姫様の素敵な物語…なんだけど、
十代前半の頃、何かの本で初めて「アンジェリカを救い出すルッジェーロ 」を見た時、強い憧れと共に、激しい羞恥を感じたのだった。

まず、全裸で繋がれているという状況が恥ずかしい。
そこへ王子様(初対面の男性)がやって来る=裸体を見られてしまう、という恥ずかしさ。
まだローティーンだった私には、考えられないくらいの辱めで仰天したのだった。

しかし…このジョルジョ・ヴァザーリの「ペルセウスとアンドロメダ」を観たら…
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こ~んなに周りがみんな裸なら恥ずかしくないかも~~
なんかもう温泉ランド状態やん~~
逆にペルセウス、なんでお前は服を着てるねん??って感じ。

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この、ミレイの「オフィーリア」もいいんだけど、
この絵を観て思い出すのは、やはりポール・ドラロージュの 「若き殉教者の娘」。
二十代の頃にパリのルーブル美術館で観て、その美しさにしばし心を奪われた。
「モナ・リザ」ももちろんあったけど、ルーブルで一番、感動した絵はそれだった。
もう一度、観たいな…。

大塚国際美術館は、淡路島から鳴門に入ってすぐの好アクセス。
一見の価値はあり。
posted by める at 19:10| Comment(7) | お出かけ・旅 | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

ばら園でお茶を【霊山寺 奈良】

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バラの紅茶とバラのジュースが二層になったセパレートティー。
ロマンティックな薔薇のケーキ。
数えきれないくらいに咲き誇る薔薇を眺めながら、うっとりティータイム…

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だけど、ここ…実はお寺!
奈良の霊山寺。

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本格的なバラ庭園があり、参拝者がいっぱい!
先日、NHKの番組で紹介されていた
ばらの花びらの天ぷらなど薔薇づくしの会席が気になった。
(↓写真あり)

でも、やっぱり要予約。
それは諦めるとしても、やはり行ってみたい…!
いやぁ〜来て良かったわ。
霊山寺、なかなかすごい。
お寺って、昔はアミューズメントパークだったってブラタモリで言ってたけど、霊山寺は正にそれ!

ばら庭園とティーテラス「プリエール」のみならず、
設備の良い宿坊、
さらに温泉あり、広いお食事処あり、なぜかゴルフ練習場まである。

もちろん境内には立派な国宝の本堂、重文の三重塔などがあり、
鶯の鳴き声を聞きながら散策できる。

イベントだってある。
本堂に華道家 假屋崎さんの作品があったのだけど、こちらは撮影禁止…。
趣のある、さすがのお花だった。

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行基のお像前にも作品があった。
渋い!
お花で華やかさではなく、風格ある渋さを表すのってすごいよね。

バラはこれからが満開になる様子で見頃はまだまだ続きそう。
正午に着いたんじゃ駐車場もいっぱいで、少し離れた場所へ誘導されたし(でも無料)
食事処もカフェテラスも人気メニューは早々に完売だった…。

うーーん、、今度はがんばって午前中到着を目指してみようかな!
また行ってみたい気持ちになる、楽しめるお寺だったよ!
posted by める at 00:17| Comment(0) | お出かけ・旅 | 更新情報をチェックする