2019年09月27日

100日目継続中!Fit Boxing(フィットボクシング)【Nintendo Switch】

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今や日課となりました。
100日連続で継続中!
「おうちで爽快、エクササイズ Fit Boxing(フィットボクシング)」

見て!見て〜!
カラダ年齢18才ですよ!!

…ちょっと〜
鼻で笑ったでしょ?今〜

めるちゃんは永遠の16才☆とかって言ってた黒歴史が、ここに来て蒸し返されるわ。

さすがに18才はアレだけど、
タニタの体重計にも−4才って褒められ、悦に入るこの頃なのです。

肝心の体重の方はねぇ〜…
少〜しずつ、少〜〜しずつ亀の歩みで減少傾向。
一時期、筋肉が増えて体重が増加した分がようやく戻った感じ。
つまり…
3ヶ月前、これではいけない!痩せねば!と思った体重に立ち戻っている状態。

しかし、毎日45分間のダイエットコースのエクササイズを続け、
体力に自信が持てるようになってきた。
代謝も以前に比べ良くなっているのを感じる。

そして、パンチを撃つ時に腰を入れることができてきて、
普段、立ったり歩いたりする時も姿勢が変わってきた。
だから痩せてはいないんだけど、パンツのウエストが楽になってきた気がするのよ。

45分間のエクササイズはしんどい。
でも30分くらいから、逆に体が楽に動き始める不思議。

母親が肺炎で緊急入院とバタバタなこの頃…。
フィットボクシングの時間はあれもこれも忘れて集中できる良い時間になっている。
とりあえず継続は力なり!
がんばってみるよ〜〜
posted by める at 13:48| Comment(6) | 健康 | 更新情報をチェックする

2019年08月20日

継続中!Fit Boxing(フィットボクシング)【Nintendo Switch】

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ゲーム機Nintendo Switchでできる
「おうちで爽快、エクササイズ Fit Boxing(フィットボクシング)」

毎日続けて2カ月が経った。
最初の頃は15分間のメニューでも、ヒーヒーハーハー。疲労困憊!
すっかりなまっていた体…、筋肉痛で大変だったけど、毎日少しずつ続けていくと、
25分できるようになり、35分でも余裕を感じるようになり…と着実に体力増進しているのを感じる。

ボクシングなんて全く知らずに始めたが、2カ月経ち最近ようやく「ああ、こういうふうにやるんだな」とパンチの打ち方やステップの踏み方がわかってきた。(遅い)
ゲーム画面のインストラクターは何度でも丁寧に繰り返しアドバイスしてくれる。
同じ注意を繰り返されても相手はキャラクターなので恥ずかしくない。

ジャブ2発、からの~
ストレート!フック、ストレート!とかも華麗に決められるようになってしまって、
ふと、私は一体、誰と戦っているんだ!?と思う。

「自分と違うの?」と主人。

…そうよ、自分なのよ。
もっと言えば、自分の体脂肪と戦っているのよッ!

こいつが非常に手強い…。
2カ月も毎日エクササイズを続けたら、体重が自然とダウンするだろうと当然のように考えていた。
ところが!
現実は、体重は増えている。
脂肪がなかなか落ちない上に、筋肉量が増加しているのだ…。

…そ、そんな…。
ボクシングって痩せるんじゃないの?
筋肉をつけたいわけじゃないのよ…。
ヘビー級チャンピオンを目指してるんじゃないのっ!!

…おかしい。
食事だって、そんなに量を食べているわけでもハイカロリーなわけでもないはず。
そんな暴飲暴食はもうできない。

そこで、よ~く考えてみたら、最初の一ヶ月は「体力維持」コースでやっていたのよね。
ゆるい~キツイ~ゆるい、みたいなメニュー構成。
それに慣れてきて、次は「体力増進」コースに変更。
すると、キツイ~ゆるい~キツイ、のメニュー。
その上にある「ダイエット」コースにはまだ手を出していなかったことに気付いた。

…そ、そうか…。
この2カ月間やってきたのはダイエットではなかったのだわ!

ということで、先日から「ダイエット」コースに挑戦。
メニューは、キツイ~キツイ~キツイ…と延々、キツイ!
でも、なんとかそれをこなせるだけの体力が…ある!できる。

…ということで、
「2カ月続けたら、〇kg落ちましたぁ~!!」とかって日記を嬉々として書きたかったのだけど、
まだ全然、痩せていませんっっっ、、、
ここからがダイエットの始まりなのです…
道は…長い…。
posted by める at 11:20| Comment(4) | 健康 | 更新情報をチェックする

2019年07月05日

ゲームで汗だく!Fit Boxing(フィットボクシング)【Nintendo Switch】

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結婚した次女がゲーム機Nintendo Switchをうちの家へ置いて行った。
旦那さんも同じゲーム機を持っているので2台はいらないし、邪魔だと。

「ええっ!?いいの!?やったーっ!」

喜びに目を見開く私に、次女が

「結婚するって話をした時より喜んでるやん…。」

いやいや、そんなことはない。
そんなことはないけど、結婚話より
高額なゲーム機をくれるって話のほうが手放しで喜べるってことよ。

実はWii Uも、長女が買って、すぐに飽きて私にくれたの。
『Splatoon(スプラトゥーン)』っていう色塗り対決のゲームがあって、
それを私もやってみたら、なかなか面白くて。
ヘタなんだけど、何だかんだでSクラスまで上り詰めてしまったりして。

Switchのスプラトゥーン2もやってみたかったのよね~。

そんなわけで、子どもからのお下がりで遊んでいたのだけど、
ふと、気付いた。
そう言えば、Wii U発売当初、おうちでフィットネスってCMがあった。
Switchでも、そういうのあるんじゃないの?

そうして探して、まずは体験版でFit Boxing(フィットボクシング)をやってみた。
すると、15分で汗だく!
結構な運動量になる。

両手を振り回しても大丈夫なスペースがあればOK。
ヘタでも失敗しても自分一人なので恥ずかしくない。
ゲームの中のインストラクターが、すごく丁寧に説明し、励まし、時々ほめてくれる…!

私もこれまで生きてきて、人に殴り掛かってパンチを撃つ!とかって動きをしたことがないので
全部、初めてする動き。
「相手のあごを狙って!」とか言われてビックリしつつも渾身のアッパーパンチ!

最初は筋肉痛がすごかった。
それにステップを踏むのが下手で、足の裏の皮がこすれて痛い…。
家用の靴を買おうかしら…。

実際にジムに通うとなると、決まった曜日、時間を空けておかないといけない。
高齢の両親の状況次第で、予定が大幅に狂う昨今、私にはそれが難しい。

ゲームなら自分の空いた時間に自由にやれる。
とにかく汗だくになるのでお風呂に入る前にやってるけどね。

コレステロールを下げるためにも、何か運動をしないとなぁ…と思っていたところ。
よし!やってみるか!と購入。
税込6264円は安くない。元を取るぞ!!

今のところ半月ほど毎日続けている。
さすがゲーム、楽しんで続けられるよう、工夫されているのだ。

インストラクターを選ぶことができる。
良い声優さんを起用していて、
つらいトレーニングも励ましの声で頑張れる。

BGMもポップで楽しい。…なかなかリズムに乗って華麗にプレイ…ってわけにはいかないけど。

35分コースをやると、もう足腰フラフラになる。
無駄な動きが多過ぎるせいだと思う。
ボクシングと言うよりは、盆踊りみたいになってしまうもん…。

慣れてくると共に新しい動きが増えてきて、複雑になってきた。
もう…必死よ!
パンチを撃ちながら、やるかやられるか!?みたいになってくる。

しかし、その後には比較的簡単な動きのトレーニングになるのよ。
自信が折れないよう、細やかなさじ加減…!
インストラクターのお姉さんも、めっちゃ褒めてくれるし。

私、普段あまり汗はかかないほうなんだけど、
35分、フィットボクシングをすると全身ずぶ濡れ!汗びっしょりになる。
これまで代謝が悪く、詰まっていた汗せんが開放されたみたい。

これだけ汗をかけば、さぞかし体重が落ちているだろう…と
期待して体重計に乗るも…全く減っていない…。
なんでやねん!?おかしいやろ??

しかし、ここでやめたらダメなやつよね、これ。
続けることに意味があるのよね?
6千円の元は取るわよッ!

体重は減らないが、血圧は下がり、薬が軽いものに変わった。
コレステロール値も下げるんだからねー!
そ…そして体重も…!!
posted by める at 15:39| Comment(12) | 健康 | 更新情報をチェックする

2019年03月24日

めぐりズムの強力催眠効果

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2年前から立て続けに身内が入院、手術…。
緊急搬送の救急車に同乗したり、
いろんな書類にサインしたり、
医師の説明を聞いたり、判断を求められたり。

非常事態宣言状態がずっと続いている。
今はとりあえず皆の状態がそれなりに落ち着き、非常事態レベルが下がった。
そういう時、逆に意味なく寝つきが悪くなったりする。

なぜか体に力が入って布団の中で横になっているのにリラックスできない。
早く眠りたいのに目がランラン。
気持ちが落ち着かない。

不思議よね。
少し気を抜ける状況になってる時に、こんなふうになるなんて。
アラートが切れない。

肩や首筋もガチガチになる。
ようやく良くなってきた五十肩がまたまたひどくなる。
…う〜ん。
♪こんな調子でいいわけないわいな!
ってことで
めぐりズム 蒸気でグッドナイトを使ってみた。

ほわっ。。と温もってくる。
布団に入ると、なんとも言えない安心感に包まれる。
と同時に眠りの湖の底へと引きずられるように落ちていく。
ほとんど睡眠薬か麻酔レベルで意識を失う。
ちょっと怖いくらい。

私に不足していたのは温もりと安心感だったのね。
そこそこいいお値段だけど、これほど効果があるならまた買っちゃいそうだわ。
posted by める at 00:53| Comment(0) | 健康 | 更新情報をチェックする

2019年02月02日

象印スチーム式加湿器、なかなか良い

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冬の乾燥が続く日々。
お肌、のど、それにウイルス対策にも良いということで、加湿器を買った。

実は加湿器はあったんだけど、のどを痛めていた義母に使ってもらおうと持って行ったの。
そして、そう言えばうちの母の施設のお部屋もエアコンで乾燥しがちだな…と気付いて、加湿器を買って置いてきた。

すると、二人とも口の渇きや、肌の乾燥、のどの調子に大きな改善が見られたので、
加湿器の効果を実感。
やっぱり我が家にも一台欲しくなって、母に買ったのと同じ物を購入した。

施設のヘルパーさんの手をできるだけ煩わせないよう、手入れや扱いが一番簡単な物を選んだ。
象印スチーム式加湿器。
https://www.zojirushi.co.jp/syohin/humidifier/eern/

一見、湯沸かしポット。
フタを開けると、ほんとにポットみたい。
水をザバザバ入れてスイッチを押すだけ。とっても簡単。
広口なので、お手入れ楽チン。

フィルターとかない。
フィルターはねぇ…お手入れがさ…つい忘れちゃうと、なんか汚れちゃって、
汚れると、逆にカビとかを撒いてしまってるんじゃないかと気になって使えなくなっちゃうのよね…。
だからもう最初からフィルターないのは、すっごく気持ちが楽!

寝室に加湿器を置くと、空気が柔らかくて寝やすい。
鼻の粘膜に優しいわぁ〜
posted by める at 22:45| Comment(0) | 健康 | 更新情報をチェックする

2019年01月25日

立つ鳥、水清廉7

私が病室を出たすぐ後、
義父の手を握る義母が、「ちょっと様子がおかしいよ。」と気付き、義妹が看護師を呼びに行ったそうだ。
そして、呼吸が止まっていると言われ、慌てて私に連絡をくれた。
この間、約1~2分。
私が病院へやって来て、ちょうど1時間たった頃。
義母と義妹が来たのは30分前。
元々、義母たちが来る予定にしていたのは10分後くらいだったので、「早めに来てほしい。」と病院から連絡があったから間に合った。正に義父が義母を呼んだのだった。

病室へ駆け込み、
「どういうことですか?」と声を掛けると、義妹がわあっと激しく泣き伏した。
義父は先程と変わらず、穏やかに目を閉じている。眠っていたんじゃなかったの?

「嘘でしょ!ちょっと待ってくださいよ!」
思わず声を上げてしまった私をたしなめるように看護師が見る。
その視線とぶつかり、口をつぐんだ。

私の言葉に触発されてか、義妹が義父の肩を掴み耳元で「ねえ!起きてよ。」と大きな声で呼びかけたが、それも看護師にやんわりと止められた。

本当なんだ…と、まだぼんやりとした形ながら認識できたところで、
「30分後に先生をお呼びして診てもらいますので、それまでゆっくりと家族でお過ごしください。」
そう言って看護師たちが退出して行った。

通常の病院なら、呼吸器をつけたり点滴を行ったりと、蘇生術によりたくさんの管で繋がれ、落ち着かないまま看取ることになるのだろう。
緩和ケア病院を選んで本当に良かった。
医療用麻薬を上手く使うことで、痛みに苦しむことなく、本当に静かに、
義妹と私があれこれおしゃべりする“いつもの空気感”の部屋の中、
最愛の妻と手を握り合って義父は最期の時を迎えられた。

主人や娘たちに連絡しなければ、とスマホを握るが、指が震えて上手く操作できない。
仕事中の家族に、どんな言葉で伝えるのが良いだろう。

義父はやはり、ただ眠っているだけのように見える。
ここ最近、痛みに耐えて眉間に寄っていたシワもなく、気持ちよいうたた寝のような良い表情だ。

「こんなにスッと逝くものなんやね…。ビックリした。」
義父の両親、姉と3人を看取った経験のある義母が目を丸くして言う。
臨終に立ち会うのは初めての私や義妹は言葉も発せられないくらい驚いていた。

生と死、あの世とこの世は遠く隔絶された別の世界だと思っていた。
それがこんなにすんなりと、軽く一歩を踏み出すだけで渡れる境だとは。
死は自然の中にある。生もまた同じ。

義母に手を握られたまま眠る義父を見つめて、思わず笑みがこぼれた。
ーーー良かったですね。
そんな言葉が心に浮かんだ。

主治医は、
「最後まで自分を失うことなく立派でした。このような患者さんは多くありません。」と語ってくれた。
ずっと眠りっぱなしの状態になって話もできないまま亡くなるケースが多いのだそうだ。
看護師たちも、義父が急に亡くなったことにショックを受けていた。
「お父さんにはいろんなことを教えてもらいました。」と義妹と抱き合いながら泣いてくれた看護師もいた。
病院を出る時には、主治医、ほとんどの看護師、リハビリの先生たちが1階にまで降りてきてくれて並んで見送ってくれた。
ひとえに、義父の温かい人柄あって、だ。

家族葬でのささやかな式を執り行った。
離れて暮らしている娘たちが帰って来て、久しぶりに家に4人が揃った。
なんと、かしましいこと!
家中のお菓子を食べ散らかし、ジュースを飲み干し、大声で笑い合う。
式場には義妹の息子たちもいる。10年ぶりにいとこと会い、最初は互いに大人になったところを見せようと気取っていたが、あっという間に童心に戻ってワイワイと盛り上がる。
式場では神妙に涙を零し、控室では大喜利で爆笑の渦。
感情の起伏が激しい。
子どもたちのおかげで式が過度に辛気臭くならずに済んだ。
義父もそういうのは好みではないはず。

主人も義妹も義母も、義父の話をよく聞いて世話をした私に礼を言ってくれた。
お礼を言われることではない。
義父は自分の娘のように接してくれた。だから私も自分の親同様に尽くした。
ただ、そんなふうに礼を言ってもらえるとしたら、
葬儀の間の4~5日間、また娘たちと4人、この家で暮らせたこと、この幸せ、これが義父からの大きなご褒美。
私の心からの望みが叶えられた。

焼香を3度、遺影を見詰めて手を合わせる。
ありがとうございました、と感謝の言葉を贈る。
不思議なほど、胸はスッキリと穏やかだ。
義母も同じように語っていた。心残りや悔いを感じないためか、悲しみに胸がつぶれることなく居れる。
これも、義母の心配をいつもしていた義父からのプレゼント。

愛に満ち足り、自然とさりげなく去る、それこそが義父の目指した美しい生き方だったろう。
ならば、大成功ですよ。お義父さん。
なんてお目出度い旅立ち…!
満89才。享年91才の父は戒名に「壽」が付いた。
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posted by める at 10:16| Comment(0) | 健康 | 更新情報をチェックする

2019年01月24日

立つ鳥、水清廉6

義父の病室へ義母と義妹がやって来てくれた。
思っていたより30分も早い到着にホッとした。

「お義母さんが来てくれましたよ!」
耳元で教えると、義父はごはんを食べる身振りをして義母を見た。
これは、「お昼ご飯はもう食べてきたのか?」のサイン。
「食べてきたよ!」
義母が答えると、義父は安心したように頷いた。

誤嚥防止のため飲食は禁止、口腔ケア用のスポンジで水を含ませるように看護師から指示があったことを義妹に説明し、含ませる方法をやってみせた。
すると、今度も義父はスポンジに食いつくようにして水分を求めた。
そこで義妹に代わったが、3回目はもういらないという身振りで断った。

看護師に口腔ケア用スポンジを売店で購入するように言われたと伝えると、義妹はすぐに買いに出ようとしたが
「そんなに急いでじゃなくてもいいと思いますよ。」と止めた。
購入するように言われるということは、少なくともまだ何回かは使用するということだ。
つまり、義父は今日明日…と言った切迫した状態ではないと、看護師は認識している。
その裏付けを得て、気持ちにゆとりができた。
元々、今日は義妹、明日は私が義母を連れて見舞いに行く約束になっていた。
明後日はどんな状況になっているかわからない。
やはり今日、実家と母の施設へ行っておきたい。
実家で父と食べるつもりだった昼食用のパンをバッグから取り出し、病室に常備してあるスティック型のコーヒーを入れて病室のテーブルで食べ始めた。

義母に枕元の椅子を勧め、「手を握ってあげてください。」と言うと、
義父の方から手を伸ばした。
その手を義母の手に包まれ、握りあった。
義父のまなざしがこれまでになく真剣で、思いの丈全てを込めて義母を熱く見つめているのに気付いたが、邪魔しないようにした。

義妹へは、これまた手振りのサインで「足を少し動かしてほしい。」と頼んでいた。
「こう?」と義妹が義父の足を持ち上げる。
上半身は痩せて細いが、下半身はむくんでパンパン。
義父のすねは女の子の太ももほどもある。
「見て。色が変わってんねん。」
義妹が義父の足の指先とふくらはぎが紫になっているのを指し示した。
…壊死が始まることは、もう何週間も前に聞かされていた。
血栓が複数でき、代謝が滞る。
ついにその段階まで来ているのかと、また打ちのめされそうになるが、
実際、目の前の義父はしっかりと意識があり、意思疎通もできる。
まだ大丈夫だ。

その時、義父が手のひらを下へやる身振りを2度した。
しかし、そのサインは意味がわからず、「なんやろうね?」と皆で首を傾げた。
すると今度は、思い切って声を出そうと
「あ!…あ!」と大きな声を上げた。
しかし、喉はずっとゼロゼロ言っていて、それ以上、声にならない。
「ほら、何か言っていますよ。」と皆の注意を向け、義父を見つめたが、これも意味はわからなかった。

いつからゼロゼロが始まっているのかを義妹に聞くと、
「昨日もずっとゼロゼロ言ってたけど、今日のはちょっと違う…。」
じゃあ、昨夜も眠れてないのかもしれませんね、などと話し、
義妹にバトンタッチして、私は実家へ向かうためバッグを持った。

義妹は気を遣って、ここからだと時間がかかるからタクシーに乗って行って!と千円札を2枚、私に手渡そうとする。
いえいえ、いいです!と押し問答をしていて、ふと気付いた。
ずっとゼロゼロと激しい音を立てていたのに聞こえない。
義父は静かに目を閉じていた。

「あれ?!静かですよ?大丈夫ですか?」
私が言うと義妹が義父の頬に触れ、
「大丈夫!息してる。」と言ったので、皆で安堵の息をつき笑った。

昨夜、眠れなかったでしょうからね。みんなが来て安心して今、眠くなったのかもしれませんね。
そう言うと、義母は握り合った義父の手を振って
「寝るの?」と義父の耳元で声を掛けた。

じゃあ、すみません。失礼します。と挨拶し、義父を見たがあまりにも気持ち良さそうに眠っているものだから、
せっかく眠れたのに起こしたらあきませんよね、挨拶はやめておきます。明日また来ますからね!と手を振り、病室を出た。

エレベーターホールに出て窓の外を見ると、いつも病院の前に停まっているタクシーが運悪く一台もなかった。
エレベーターも上りのがやってきて、やり過ごす。
義妹に握らされた札を財布にしまい、気分転換にとキャンディをバッグから取り出した。
その時、スマホに着信がきた。
義妹からのLINE通話だ。
キャンディの袋をバッグのポケットに押し込み、今来た廊下を駆け足で戻る。

「おじいさんの呼吸が止まってん…。」
うろたえる義妹の声が聞こえる。
その時のキャンディは今もそのままバッグに突っ込んだまま。
あの時の胸の痛みが蘇って、いまだに取り出すこともできない。
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posted by める at 21:51| Comment(0) | 健康 | 更新情報をチェックする

2019年01月23日

立つ鳥、水清廉5

病院から「早めにお見舞いに来てあげてほしい。」と連絡があり、義父の病院へ駆けつけた。
4階でエレベーターを降り、ナースステーションを横切ると主治医の姿が見えたので立ち止まり、義父の容態を訊ねた。
もし、した方が良いようなら皆に集まるように連絡を入れますが…とも言ったが、
「そういうタイミングになったら、また看護師の方から伝えますので。」と、緊急な状態ではないと安心させてくれた。

軽減されたが不安はやはり胸の底に沈んだまま、緊張を感じながら病室の扉を開けた。
義父は薄暗い病室で、窓のほうを眺めるようにして横たわっていた。
2日前より更に痩せ、激しく衰弱している。
いつもは荷物をテーブルに置き、コートを棚のハンガーに掛け、手洗い消毒をしてから義父に触れるのだが、
この日は荷物もコートも椅子に放り投げ、できるだけ早く義父の手を取り握った。
義父の表情に安堵が浮かぶ。私に感謝するように頭を下げ、手を握り返してくれるが、その力が弱い。
「もう少ししたら、お義母さんと義妹さんも来ますからね。」
そう伝えると、ゆるくうんうんと頷いた。

ベッド横を見ると珍しく点滴を受けている。義父が空になってぶら下がっている点滴の袋を指さした。
小さな点滴袋に書いてある薬名を読んでも種類に見当がつかなかった。
『15分かけて投与すること』という注意書きでピンときた。
「点滴ですね。痛み止めかな。」
そう言うと義父が静かにうなづいた。
頓服としてこの点滴注射を受けているということは、痛みがかなりつらかったのだろう。
今は医療用麻薬が上手い具合に効いて、穏やかな様子だが。

義父はゼロゼロと激しく喉を鳴らしていた。
それが鳴り止まない。
濃い痰が絶えず喉にある様子。
ティッシュを手渡すと、少し痰を出せたがゼロゼロは続く。
ティッシュを自分で取ることも、紙を自分で捨てることも、もうできない様子だった。
先週までは、こうではなかった。ちゃんと自分で…。
胸が痛むのを隠し、なるべく明るく微笑みかける。

「これでは喉がつらいでしょう…。」
そっと指先で喉の辺りを撫で、触れると余計、刺激になって良くないかもしれないと思い直し、
肩のあたりを労わるように撫でた。
極限まで痩せ、骨に直接触れるかのような肉の無さにギョッとした。
ずいぶん体が熱い。
熱があるのかと額に触れたが、そうでもなさそうだ。
それにしても異常な発汗…。

「点滴、もう終わっていますね。外してもらうよう看護師さんに言ってみましょう。」
動揺を悟られまいと、いったん病室を出てナースステーションへ移動した。

痰の吸引について看護師に伺った。
あれほど痰が出ているのなら吸引したほうが良いかもしれない。
しかし、痰の吸引は患者に負担がかかる。今の義父の状態でそれに耐えられるのか…。
逆にダメージを与えかねないのでは。それも決定的な…。
私の母は集中治療室に入院していた時、痰の吸引で一時、心肺停止になったことがある。

看護師も同意見だった。
そして喉のゼロゼロ音の原因は痰だけではなく、吸引では改善しないかもしれないと小声で言った。
…やはり、そうですか。同じく小声で言うと、看護師はそれ以上言わず、病室へ一緒に向かってくれた。

喉が激しくゼロゼロと鳴るのは臨終が近いサインーーー
その知識が頭に浮かんだ。と同時に強く打ち消したい気持ちに駆られた。

誤嚥のリスクが高いので食べさせたり飲ませたりしないでください、と看護師が言う。
ここは緩和ケア病棟。生命維持のための栄養剤の点滴はしないことを最初に決めている。
水分や食事が摂れないことは一週間以内の死を意味する。
今立つ場所がギリギリの崖っぷち。
それでも何かできることをしてあげたい。
すると、口腔ケア用のスポンジで水を口に含ませるのはOKだと言う。
良かった!それなら私の母にいつもしているので、やり方はわかる。
さっそくやってみようと、冷たい水をコップに汲んできた。
スポンジを水に浸し、コップのふちで少し絞るようにしてから、口に含ませる。
すると、義父は驚いたように目を見開き、スポンジを吸い、ガリガリと噛んだ。
砂漠での遭難者がオアシスの泉に巡り合ったかのように。
甘露。

ちょうどその時、義母と義妹が病室へ到着した。
posted by める at 16:00| Comment(0) | 健康 | 更新情報をチェックする