2019年09月06日

映画『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』



やっと観て来ました!
いやぁ~、やっぱり面白いわ。
ヒットドラマの映画化って、期待していいのか、ちょっと不安でもあったんだけど、
映画『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』は物語もしっかり組み立てられている。
ドラマからのファンはもちろん、映画で初めて観る人も十分、笑って楽しめる。

深夜ドラマで、このタイトル…。
最初は、かなりのキワモノ的なドラマだろうと思ってしまっていた。
ところが回を重ねるごとにTwitter上で絶賛する声が続々と増え、そんなに面白いの??と見てみたら…
ほんとに面白くてハマってしまった!

あまりの好評にすぐ再放送をしてくれたので、見逃した序盤のドラマもしっかり見ることができた。

男性同士の恋愛の話。
一見、特殊な印象を受けるが、不思議なくらいナチュラル。
登場人物一人一人が魅力的で、丁寧に描かれるから、
純粋な愛情が伝わってくる。
相手が同性だとか、年上だとか、恋愛の前には関係ないと自然に思える。
普遍的な愛を取り扱っているから、いろんな角度からたくさんの共感ができる作品になっている。

一緒に観に行った長女は、なんと、蝶子さんの涙に共感して一緒に泣いたという。

映画での、はるたんや牧は本当に相変わらずで嬉しくなる。
牧はスマートに見せようと痩せ我慢をするが、いろいろと感情が溢れ出してしまっているし、
部長は、やはり乙女でヒロイン。
武川主任の長い脚での壁ドンがまた見れて、これはほんとに嬉しい。

田中圭くん演じる「はるたん」は、おっさんというには年齢不詳の愛らしさ。
何とも言えない魅力を振りまきまくっている。

とにかく全員、芝居が上手いので、間や表情が良く、
何回も吹き出して笑える。
コメディとしてめちゃめちゃ良作。

映画を最後まで観て思ったのはーーー

これ、続編を作ろうと思ったら、いくらでも作れるやん!

水曜のレディースデイに行ったこともあるが、映画館は満席。
場内、何度も笑いが起こる良い雰囲気だった。
…続々編、作ってくれても…いいのよ?
まだいけるよっっ!!
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2018年11月25日

映画「ボヘミアン・ラプソディ」良かった!



評論家からは酷評、だけど観客からは絶賛と話題の映画
「ボヘミアン・ラプソディ」

伝説のライブエイドのステージが忠実に再現されているというのが気になって観に行った。
いやいや、ほんとにすごい再現率で驚いた。

正直、本物のクイーンのライブエイド映像はYouTubeで見ることができる。
私も何度も繰り返して見ている。
だからこそわかるクオリティーの高さ!
「かなりのマニアが作ってる。」と主人もニヤリと笑っていた。

まずキャストが、よくまぁこんなに似ている役者を連れてきたな!とビックリするほど似ている。
フレディ・マーキュリーはあまり似ていないんだけど、時々めっちゃ似てるし、
物語が進むにつれ、そこはもうどうでもよくなってくる。

終盤は迫力あるライブビューイング感覚で伝説のライブを堪能できる。
全体としては稀代のバンド「クイーン」、そのボーカリスト フレディ・マーキュリーの伝記。

これまでは私、フレディのことを
天才的に歌が上手い才能を持つ反面、社会的には厳しい破綻者のように思っていた。
しかし、この映画を観て少しイメージが変わった。

“フレディ・マーキュリー”としては大胆不敵、
しかしその実、小心者とも言える繊細さ、純粋さも併せ持つ姿が強調して描かれていた。

乱痴気騒ぎ好き、
だけど仕事には懸命に打ち込み、妥協しない。

愛されたい、
だけど、自身は不実。

ねじれている。
それ故の鋭さ、輝き。
そんなフレディの魅力を存分に描いている。

しかし、パートナーにバイセクシャルを告白されるというのは、
どんなに打ちのめされるだろうと想像してもしきれない。
普通の浮気でもショックだと思うが、相手が同性となってくると、
う〜ん…勝負できないわよ…。
でも性的趣向ってどうしようもないものだしねぇ…。

だけど、元カノも縁を切らずにフレディと親交を続けたというのは、
やっぱりフレディには、面倒を見てやりたくなる可愛らしさがあったんだろうなぁ…。


レコーディングのシーンも面白い。
今の機材や技術がない時代、
テープでの多重録音など、実験的な試みに明け暮れる様子が実に楽しげ。

ライブシーンは実際のものと似ているだけに、
ああ、フレディ本人が出てきて歌ってくれたらいいのに…!という欲求が募ってくる。

フレディの歌声は自在に伸びやかで、ジャグリングのように音で遊ぶ。
惹きつけられ、胸を熱くさせられる。

フレディの歌声が聴きたい…そう思っていたら、最後にその願いが叶えられる仕掛けも見事。
帰宅後、すぐにYouTubeで実際のライブエイド動画を見て復習したもの。
たぶん、この映画は観客にそれを望んでいる。
クイーンの音楽を聴くことを。

観に行って良かった!
今日は車の中でずっとクイーンを聴いて走ったよ。
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2018年06月18日

映画「空飛ぶタイヤ」



観て来ました。映画「空飛ぶタイヤ」

サザンの新曲「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」が主題歌になっていることで気になったんだけど、
映画そのものが面白そうで、これはちょっと映画館へ行って観たいなと思った。
ストーリーも良さそうだし、キャストもいい。

「半沢直樹」も見ていた主人を誘うと、一緒に行ってくれた。
この物語は私より“闘う戦士”である主人の方が深く味わえるはず。

話そのものは実話が下敷きになっているので、ラストでどうなるかはわかっている。
ニュースや新聞で報じられたのも覚えている。
だけど、私が知っているのは事実の外枠。この映画で中身まで深く覗き込むことができた気がした。

*******************************
(以下ネタバレ含みます)


とにかく主人公を演じる長瀬君がもうかわいそうなくらい必死にあちこち駆けずり回ってね、、、
なのに状況は悪化する一方で…。

被害者遺族のご主人に罵倒されるシーンは涙が出たわ…。
それまで一言も発しなかったご主人が激しい怒りをぶつけて、なじる。
長瀬君演じる赤松社長の会社に実際、非はない。
だけど、弁解することなく訴えを受け止める。
自社の潔白を証明すべく奔走していた努力が、被害者側から見ると責任逃れで誠意のない態度と映ったとは…。
それまで赤松社長側の目線で見ていた観客である私にとっても衝撃が強かった。
しかし、ご主人の怒りや悲しみも当然。
突然の事故で奥さんを失った、その深い心の傷を感じ、双方の立場それぞれの気持ちが伝わって来てつらかった…。

日経新聞夕刊の映画評には、長瀬くんの演技が肩に力が入っているとあったけど、
ずーーっと強いストレスに晒されている状態の話だから、肩に力が入っててもちょうどいいと思ったな。
同じ映画評に高橋一生の印象が薄いとも書かれていた。
確かにポスターや予告などでは、もっとメインキャラのような感じで出ているのに対して出番が少ない。
でも役どころから考えると、縁の下の力持ち的な感じなので、出てくるシーンは限られるから仕方ないよねぇ…。

ディーンフジオカは悪役なのかな?と思って観たけど、実はそうじゃなかったね。
彼は彼なりの立場で色々考え、判断して動いた。
紆余曲折もリアルだ。

それにしても、長瀬くんの立ち姿は脚が細く長く、背もがっしりとしていて美しい。
ディーンの胸板もすごいね~。

高橋一生に喫茶店の差し向かいの席で「より戻す?」って何度も言われて、私、平常心を保てるか自信ないわ…。
二回目は思わず「うん。」ってうなづいてしまいそう。小池栄子にはなれないわ~。

ムロツヨシさんの髪型、すごかったね。わざとだよね、あれ。

笹野さん、岸辺一徳さんもさすが!
岸部一徳さんは黒幕役が似合い過ぎて、もう…。
昔、ドラマに出始めた頃にはいい人の役も多くて、好きだなぁと思ってたのになぁ。


主人に感想を聞くと、やはり私なんかのほわっとした雑感ではなく、
鋭いものがあって面白かった。
中でも、高橋一生演じる銀行員が上層部から、実際には融資できないのを曲げて上手く稟議書を書けと迫られるが、
高橋一生の上司は書かなくて良いとし、密かに反発し義を貫くシーンについての主人の見立てが深かった。

メガバンク ホープ銀行は財閥系AとB(あるいはCも)が合併した銀行で、
上層部と高橋一生&上司は別々の銀行出身で、これまで仕事をしてきた土壌や気質が異なるのではないか?
そして高橋一生、上司は合併し吸収されたホープ銀行に対して悔しい思いがあったから、強い反発の気持ちを持ち、それが原動力になったのでは…と。
…なるほど。。。
原作にはどう描かれてるのか、ちょっと気になるわね。


実は先週FMラジオを聴いていたら、「空飛ぶタイヤ」チケットプレゼントがあって、リクエストとともに申し込んだのよ。
そうしたら、映画を観に出かける直前に、
「めるちゃん、ラジオでメッセージ読まれてたね!」とサザン仲間のすい姉さんから教えてもらったの!
もしかしてチケット当たったのかな?!それなら、まあ二回映画を観に行ってもいいか〜と思ったんだけど、映画チケット当選の連絡はないわ…

でも、サザンのラララライブビューイングの当選のお知らせはきた!!
それでもね、やっぱり生で観たい…生がいいの…と、諦め切れず一般もエントリーしたよ。
当選確率は極めて低いだろうけど、エントリーしたらゼロではなくなる。
大当たりしたら焦るなぁ!バタバタの旅支度よ。

映画の終わりに流れた「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」
映画の内容をなぞるのではなく、更に深めて広げるようなすごい歌。
フル&大音響で聴けて嬉しい。
ライブで聴けたら…もっと嬉しいなっ!

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2017年12月25日

映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(ネタバレあり)



すごく良くできた作品だった。色々と上手い!
スター・ウォーズ/最後のジェダイ
本作は3部作の2つ目で、前回の映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(←前回感想日記)に続くお話なのだけど、
これ単独で観ても十分楽しめるんじゃないかと思うくらい完成度が高い。
もちろん、前回からの流れや、綿々と連なるスターウォーズの世界を知っている方が面白さは何倍にもなる。

話の序盤で既に、
あー、こりゃこの映画の中ではいろんなことが解決しそうにもないわーと気付く。
152分もある長い映画だとは知らずに観たので、あれ?長いなーと思うが、観ていてだれる箇所は全くない。
一瞬たりとも気を抜けない。

しかし、よくよく考えたら、ルークがもうちょっと早い段階で重い腰を上げていたら良かったんちゃうん~?!と後から思う。
ルークがもう…意固地なジジイと化していて…ほんま難儀!

…と思わせてからの終盤の展開!さらには…えっ!?死ぬの!?ほんまに?え?!死んだん??

レイア姫はリアルには亡くなったが、映画の中では生き残ってるのがなんだか不思議。
気高く美しく立派なレイア姫…
次作でも見たかったよ、、、

主人公レイ、いろいろ悩みながらがんばってた…。
カイロ・レンは相変わらず、お前は何才やねん?思春期か?!と言いたくなるような軸ブレブレ状態で、
味方の同僚のおじさん?にも「ほんまコイツはアカン…」という目で見られているのが痛い…。

新キャラのローズは、コロンとした体形の女の子で愚鈍なのかな?と思わせて
メキメキ魅力的になっていく。キスシーンまでくるとは思わなかった。

昔からスターウォーズの世界では、地球外生物も味方の乗組員だったり、異形の姿の宇宙人も人間と同席しているシーンは普通に描かれているが、
本作では特に、男女、人種はもちろん、異なる姿形の者たちも平等であることが強調されていた。

宇宙艦隊のオペレーターにとどまらず、戦闘機のリーダー、指揮官まで女性。
…長い戦いが続いて男性の数が減っているという現実もあるのかもしれないけど。

もう一つ明確に強調されていたのは、
みんな命を懸けて戦っているけれど、「命は大切にしなければいけない」というメッセージを強く発信していた。

ディズニーの製作になった影響もあるのかもしれない。
可愛い動物が随所に登場し活躍したのも
最後、子どもたちに未来を託す形で締めたのもディズニーらしさを感じた。

しかし、スノーク(敵の親玉)…呆気なかったなぁ~
それだけカイロ・レンがスノークに見くびられてたってことだろうけど…

敵側も親玉を失って、ブレブレのカイロ・レンがリーダーになって…大丈夫なんか??という微妙な状況…
味方側もかなり弱体化してしまっているから、ここからがんばっていかないと!という感じで
次作、味方の側が勝って終わるんだろう、フィンとローズがくっつくんだろう、
レイとポーも?…そしたらまたカイロ・レンがめっちゃ荒れるやーん!と
あれこれ予測はつくものの、面白そうな予感しかしない。

早くも次作が楽しみ。
その前に…MX4Dで観たいのよね…
posted by める at 19:36| Comment(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2017年11月09日

映画「君の名は。」遅まきながら



昨年大ヒットした映画「君の名は。」
気になりつつも映画館へ行けずにいたのだがWOWOWで放映されたので録画して鑑賞。
語られ尽くしたとは思うが、私も感想を遅まきながら。

【ネタバレ全開なのでこれからご覧になる方はご注意を。】

なるほど!面白い。
ストーリー展開に勢いがあって目が離せない。

正直、話の大筋はSFでよくあるものだ。
体が入れ替わる。
時間を超え、運命を変更する。
非常にベタな設定で、しかもハッピーエンドなのだが、
息をつかせぬリズムある物語の運びでハラハラさせる。

高校生の男女の気持ちの移り変わりに、こちらも胸がキュンとなり、
ラストに温かい気持ちになれる。
そして、もう一度最初から観たいと思わせる。

アニメではあるが、背景や小物がとてもリアルに描かれているし、
また人間関係や生活の様子にもリアルを感じるので、見ていて入り込める。
クラスメイトの女子の意地悪な言葉とかね。
言うだろうなぁ、と思うようなセリフだし。

また、SF的なあり得ない設定の話なのにリアルを感じるのは、
非常に緻密に伏線を張り巡らせているからだろう。
「紐」の使い方も上手い。
おばあちゃんの眠くなるような古臭い語りが実は重要な伏線の説明だったり。
全編伏線だらけと言ってもいいくらい。
後から観たらオープニングがいきなりネタバレ満載なのに驚くもの。
最後まで観た人へのご褒美ね。

主人公・三葉(みつは)が代々神社の家で、彼女は巫女であることが、
神秘的な力を持ち得るという設定の土台になっている。
これ、ハリウッドで実写化するにあたって、どうするのかなぁ~と気になるところ。

70年代に中学生だった私は当時全盛期だったSFショートショート(星新一、筒井康隆など)を片っ端から読んで過ごした。
時間を遡る話はよくあった。
未来を変えるとねじれが生じる。
パラレルワールドが分岐によってできる。
都合の良いように未来を変えることへの代償が警告のように必ず描かれ、主人公は不幸な末路を辿ることが多かった。

だから「君の名は。」のように気持ちのいいハッピーエンドはとても新鮮だ。
ご都合主義のハッピーエンドと感じないのは、やはり話が緻密に作られているからだろう。
かなり練り込まれた脚本だもの。

つっこむとしたら…
スマホの電池が切れない世界やなーってことかな。
地図アプリあんなに使ったら、予備の電池もっていかないと絶対ヤバイで。
しかし、スマホを駆使しているところも今の空気感たっぷりで、それがこの映画の魅力でもあるよね。

大ヒットしたRADWINPSの「前前前世」も、最初はいつ出てくるのかなーと思って見始めたけど
すっかり忘れた頃にいきなり出てくるのでインパクトある。
音楽がすごく効果的に使われていて、これも物語のメリハリに大きく寄与している。

ハリウッドで実写化…どうなるんだろうねぇ。
かなり完成されたアニメだから超えるのは大変そう。
posted by める at 16:32| Comment(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2017年05月30日

映画「赤毛のアン」



友人に誘われ、映画「赤毛のアン」を観た。
上映劇場も少なく、あまり話題になっていないようだったので、
きっとガラガラに空いているのだろうと期待せずに行ったのだが、
なんと!予想に反してほぼ満席の客入り。
お客はもちろん女性ばかり。
それも、私たちよりさらに年配のおばちゃんがいっぱい!

原作の世界を丁寧に描いた映画で、満足度が高い。
グリーン・ゲイブルズの青々とした草原、美しい木立、輝く湖…
豊かな自然が四季ごとの姿を見せる。
そして、アンやマリラ、マシュウ、多くの人に愛される登場人物たち、そして彼らの生活ぶりが物語から抜け出したようにイメージそのままなのが嬉しい。

アンは、あの年頃の少女特有の
活発で、おしゃべりで、夢見がちで、頑固で、癇癪もちで、利発さが
全て魅力的に上手く描かれている。
扱いにくいアンに手を焼きながらも、アンの魅力に惹かれ、
マリラやマシュウもまたアンを必要としていった様子が、よくわかった。

親友ダイアナは外見が私のイメージと少し違ったけれど、
栄養が良い状態で大切に育てられ、身体も大きく、おっとりとしたダイアナは
アンと並ぶと、アンがいかに瘦せっぽちでみすぼらしいかが一目瞭然で、
ああ、やはりダイアナはこういう女の子なんだろうなと思った。

ギルバートはイケメンになった姿まで見たかったわ~
アンの少女時代の前半を丁寧に描いているので、映画は
アンが「グリーン・ゲイブルズのアン」になるところまでなのよねぇ…。
ラスト、グググッと話が盛り上がり、
アンのみならず、アンの周囲のマリラたちも人間的成長を遂げ、
自分の世界をより良く変える感動に思わず、ほろっとする。

それだけに、続きも観たくなる。
マシュウが死んでしまうのも、
いちご水では担任の先生が大変な目に遭うのも、
ギルバートがグングン成長するのも、
私たちは知っているのだもの。

「赤毛のアン」は高校の夏休みの宿題の課題図書の一冊で、
朝、駅前の書店で買ってきて、その夜まで読み続けて読破した。
一気に読めるくらい面白かったのだが、アンに対しては近親憎悪というか
自分と似たところを感じるだけに、逆に好きになれなかった。

最後の「すべて世はこともなし」の意味も、高校生だった当時はピンとこなかった。

今、改めてアンの世界に浸ると、そんなふうに感じていた娘時代の自分も含め、
眩しく、愛らしい。

途中で終わったような印象だけど、「赤毛のアン」の一番いいところが映画になっている気もする。
観に行って良かった映画だった。
posted by める at 12:36| Comment(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2017年03月27日

これぞ!映画「ラ・ラ・ランド」



観たいと思っていた映画「ラ・ラ・ランド」、やっと鑑賞。

ん~!さすが。
これは各賞を受賞しますわ!
「映画を観た!」という気持ちを満たしてくれる。
古き良き黄金時代の映画の醍醐味と
現代のお洒落で粋なエッセンスが両方、存分に味わえる。

ミュージカルなんだけど、オリジナルなだけあって
映画の良さを最大限に見せてくれて、すごい。
もちろん舞台でも上演可能だと思うけど、
映画ならではの数々の演出が光っている。

ストーリーは至ってシンプル。
話の展開が曲にのせて、どんどん進む。
ミュージカルだけど、不自然な感じがなく、リアリティが濃い。
その境目が見事。

冒頭の渋滞した高速道路で数珠つなぎになっている車の中から次々に人が出てきて歌い踊るシーンはとても痛快。
だって、渋滞なんて一番つまらない時間だものね。
すごくたくさんの人が、本当は集まっているのに、それぞれ自分の車の中でイライラしてるだけ。
それが、こんなふうに一瞬にして素敵なステージになるなんて魔法のよう。
逆に、見慣れた日常もミュージカルのワンシーンになるんだ、と気づかせてくれる。
映画館から出てショッピングモールの通路を歩く足取りは、いつもより軽やかになり
背筋もピンと伸びて、少し背が高くなった気分だった。

*********
【注意】ネタバレ含みます。


主役二人が歌もダンスも芝居も上手い。
相当、努力しているのだろう。プロだなぁ。

夕暮れの高台のベンチで座って、ミアがなぜか靴を履き替えるなぁ?と思ったら
いきなりタップダンスが始まるのだけど、
そのあたりの“段取り”の見せ方も上手い。
靴の脱ぎ履きの仕草が、とても美しいのが素敵だ。
セブが子供っぽくミアの足に砂をかけたりしてじゃれるのも微笑ましい。
そして、何よりローケーションがいい。トワイライト、マジックアワーの美しさを存分に見せてくれる。
街の灯りが時々チラチラと輝いて、本物の背景なんだと感じさせてくれる。

ミア役のエマ・ストーンは「スパイダーマン」の時も思ったけど、
目が大きくて顔からはみ出してるみたいね。頬から瞳が落ちそうに大きい。

セブは最初、気難し屋の変人のようで、後からどんどん魅力的になっていく。

二人の出会いは最悪。
お互い対等に言いたいことをズバズバ言い合える関係。
人生を変える存在となったかけがえのない相手。

でもねぇ…
お互いの道を進んで離れてしまうと、きっと遠距離恋愛は難しいだろうと思ったけど
やっぱり5年後には子どもができていたわねぇ…
しかも、そこそこ大きくなっていたから、妊娠期間も含めて考えると、
セブと疎遠になったのは、5年前に離れてから、まあまあ割とすぐだったような…。

しかもミアは女優として成功し、ナニーを雇って、お屋敷住まい。
ご主人も優しそうな人だ。

5年後大女優になったミアの衣装はハイセンスなドレスで、身のこなしもエレガント。

たまたま偶然に入ったお店で、まさかセブに逢うとは…。
心臓が破けそうに鼓動を打っていたのは、これは誰にでもわかるだろう…。

ラストシーン、
演奏が終わり、セブに近寄るミアを最初の時のように無視するかと思いきや、
熱烈なキス!

その瞬間、全てを忘れて昔の二人に戻り、
あの時のようにきつく抱き合いながら口づけられたら…
この甘い幻想はすべての人の夢だ。

もしもセブと別れずに結婚していたら?
一秒のうちに幻想は見る見る広がって、
…やがて現実へと引き戻される。

でも、最後にセブは余裕のある微笑みを見せていたから
きっと彼も幸せに満足した暮らしをしているのだろう。
瘦せ我慢の笑みには見えなかったから。
セブはミアが既婚で子供もいることを、きっと芸能ニュースで知っていただろうしね。

だから、これはハッピーエンド。
二人とも夢が叶って、幸せなのだもの。

でも、切ないよね。
けど、そこがリアルよ。


ラストシーンのめくるめく幻想のシーンで
影絵のような表現があり、
幾原邦彦さん監督のアニメ「少女革命ウテナ」を想起した。
「ラ・ラ・ランド」のような作品も日本だと、きっとアニメで製作されるような気がする。
きっと、もっと内面を深くえぐって。

でも、ミュージカルの良いとこ取りをしたような演出の映画「ラ・ラ・ランド」は
こりゃやっぱりすごいし、上手い!
秋浜悟史先生がご存命で、この映画をご覧になったら…なんておっしゃるだろう。
指導してもらっていた時の先生のお年を超えてしまったよ、いつの間にか私。

posted by める at 17:23| Comment(2) | 映画 | 更新情報をチェックする

2016年03月23日

映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」予告編2
YouTube: 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」予告編2

 

遅まきながら観てきました!

映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

今週末でもう上映が終わっちゃうんですよ。

ギリギリのタイミングで、ようやく映画館へ行けました~

だってね、主人が一緒に行ってくれるみたいなことを言ってくれたんですよ。

少なくとも私には、そう聞こえんたんで、混雑がましになった頃を見計らって声をかけたら、

「え?そんなこと言った?」

 

なぜだか、私の周りにはスターウォーズを観に行きたいという人が居らず、

人生二回目の一人映画館。

なんでだろう?

私なんかは、スターウォーズはやっぱり映画館で観たいけどなぁ~!

 

さて、今作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」は

エピソード全9部作中の7つ目。

主人公は「レイ」という女の子。

これまでの物語の流れも汲んでいて、登場人物もかぶるが

章が変わるので、新しい気持ちで観ることができる。

 

そして、このレイの章は3部作なので、まだまだ続きはあり、今作は導入部分。

謎を残すレイやカイロ・レンの幼少期の詳細がとても気になる。

 

有名作品のシリーズなので、賛否両論いろいろあると思うが、

私は好きよ!こういう派手な映画。

2000円のチケットを払って、大きなスクリーンで観る価値のある作品だと思うわ。

 

時間の都合で吹き替えでしか観れなかったんだけど、

かえって良かった!

字幕を追う必要がなく、画面の隅々までじっくり楽しむことができた。

なかなか細かい芸を挟んでいるので、字幕だったらたぶんそれに気づかず、十分には楽しめなかったかも。

 

とにかくお金がかかっているし、

よ~く作り込んでいるのが、私なんかが観ていてもわかる。

脚本も上手いし、演出というか見せ方も上手い。

 

よくよく考えたら、ストーリーとしてはベタと言えるんだけど、

アメリカ映画なんだから、正義が勝って、メインキャストはほとんど生還がお約束なのはむしろ安心感。

そこはそれでいいと私は思うのよね。

 

しかし、そのお約束の中で一人荒ぶるカイロ・レン!

お前は一体、何がしたいねん!?とツッコミたくなるほど軸がブレブレ。

ダース・ベイダーの後を継ぐ者として、黒マスクをかぶっているが、

マスクを取ったら、めっちゃ普通の男の子。

すごい面長だけど。

こいつがなんかやたら色々迷って、病んでいて、

同僚のおじさんにも苦笑される状態。

強大で残忍と思いきや、最後にはレイに負けてたし・・・・

でも、レイの潜在的な力に気づいていたのに、その覚醒に手を貸すような感じだったし・・・

とにかく謎。

次作以降、その辺の謎も紐解かれていくんだろう。

 

このカイロ・レンは、ハン・ソロとレイア姫の息子。

ルークの下で修業していたらしいんだけど、どこでどうひねくれてしまったのか…

暗黒面に堕ちてしまったのね~~

 

ハン・ソロのハリソン・フォード、すごくお元気でお茶目で可愛くって。

やっぱり好きだわ~!

飛行機墜落の事故のニュースを聞いた時は、とてもショックで心配だったけど、

元気に動き回る姿が見られて、それだけでとっても嬉しい。

もちろん、お年はお年で、なんかね、ちょっとしたリアクションなんかも

ジジイくさい瞬間があるのよ。

でも、それが逆に可愛くて…!!

 

レイア姫も登場した瞬間は、貫禄の凄さに驚くけど、

時を重ねた今までの時間の存在も物語の中でしっかり感じさせてくれるので

彼女の健在ぶりにジンと感動する。

 

レイも二人の娘なんじゃないの?って最初、思ったんだけど、違うっぽい。

気品漂う顔立ち、受け継ぐフォースの力・・・

彼女の出生の秘密は今後の話の要かも。

 

BB-8というボールを2つくっつけたようなロボット(ドロイド)が、すごく可愛い。

機械音でしか話さないのに、何を言っているかなんとなくわかるし、

首をかしげる仕草に表情さえ感じる。

すごく絶妙に作られているわ~!

 

本来、私はバンバン戦って、人がたくさん死ぬような映画は好きではないのだけど、

スターウォーズは、必要以上に生々しく見せないのがありがたい。

戦場の過酷さはきっちり描いていて、その辺のバランスも上手く取れている。

子どもも含む万人が観る映画だしね。

 

ストーム・トルーパー(敵方の白いヘルメットの兵隊)だったフィンが、

生まれ故郷の村を皆殺しにする作戦に参加する中で、戦えなくなり

一か八か命がけで脱走するのだが、

筋骨隆々の黒人の若者なのに、ものすごく怯えていて、ダラダラ汗を噴き出しているんで

悪の組織「ファースト・オーダー」に対する彼の恐怖が伝わってくる。

ホラー映画は登場人物が怖がって、恐怖に引きつり、金切り声を上げるから、観客は怖い。

それと同じ効果を感じたわ。

そんなフィンも終盤にはすっかりヒーローになっていたね。

 

メインテーマの音楽を映画館の大音響で聴けるのも醍醐味。

劇場上映に間に合って、ほんとによかったわ。

posted by める at 19:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする