2019年08月08日

酷暑、汗ダラダラ…痩せる思い

週末から、少しバタバタと忙しかった。

土曜、午前11時15分。
母の施設から電話がくる。

今朝から母の目の周りが赤く腫れ、両目が開かない状態だと言う。
以前から少し赤くなっていたのだが、何が原因なのか、急にひどくなったらしい。

「どうされますか?」

いや、そりゃあ、そういうことなら医者に診せに連れて行きたい。
しかし、今日は土曜。しかも既に11時を過ぎている。
我が家から施設までは小一時間かかるのだ。
すぐに駆け付けるので、ヘルパーさんに先に受付だけお願いすることは可能かと聞くとOKをもらえた。

何科を受診したら良いでしょう?と相談すると、

「…眼科…。」と迷いながらの返答。

皮膚科じゃないのかな?と思ったが看護師のアドバイスなので従うことにした。

土曜なので主人の車で素早く移動でき、12時過ぎには到着。
ヘルパーさんに御礼を言って、付き添いを交代、母の受診の順番を待った。

診察の結果、

「目はきれいです。」

眼科的には何も問題はないとのこと。


すると、やはり皮膚科か?
左耳の下のしこりも気になる。

週明けの月曜、午前中に耳鼻科、夕方に皮膚科を受診することにした。


そして月曜。
母の施設へ行く前に耳鼻科へ寄り、受付を済ませる。運よく空いていて、すぐに診てもらえそう。
母に外出用の薄い上着を着せ、車椅子を押して耳鼻科へ向かう。

しこりをエコーで診てもらうと、

「脂肪のかたまりですね~。悪いものではないですわ。」

診断確定にはMRIを撮らねばならないが、急ぐ必要もなさそう。安心した。
ネブライザーをさせてもらって終了。

母を施設に連れて帰り、次は実家へ向かう。
というのも、私が預かっていた母の保険証は7月末で期限切れ。
実家に届いている新しい保険証が必要だった。
眼科も耳鼻科も実費で払っているので、既に1万円くらいかかってしまっている。
新しい保険証を持っていき、差額を返金してもらわねば。

酷暑の正午、15分くらい歩いて実家へ到着。
汗を拭う前に、保険証を保管しているはずの引き出しを開け、通帳入れを取り出し探してみたが、ない。

「お父さん~、保険証はどこに置いてるの?」

「あ?保険証は…ここに。」

と、私がさっき探したばかりの引き出しを開け、通帳入れを持ってくる。
それには期限切れの保険証が20枚以上挟み込まれている。
う~~ん、やはりそこよねぇ…。でも、古いやつばかりよ…。なぜ、無いんだろう?

汗が額から滴り落ちる。暑い。
クーラーのない台所で、引き出しを引き抜いて奥に落ちていないか探す。

「保険証は大事なものやから、俺はそんないい加減なことはしない。」

…そうよね。どこかにしまい込んだのよね。
それが、どこなんだ!?って話なのよ~~~

暑さでブチ切れそうになるのを抑えながら、探すこと1時間半。
再交付の手続きにまた市役所へ行くしかないか…。
諦めかけたその時、通帳入れの入れるところが二重になっているのに気付いた…!
そこに両親二人分の、令和元年交付の新しい保険証が…!あった…!!

…な…なぜ、こんな…隠して保管しているのか…。
期限切れの大量の保険証はトラップだったのね…。

とにかく、出て来てよかった。
父の保険証も私が預かろうかと思ったが、かかりつけのクリニックでもらっている薬が今週末で切れてしまう。
お盆休みに入るので、もらいに行ってもらわねばならない。

実はこの日、月曜に父にクリニックへ行くように話し、
カレンダーに父本人に「クリニックへ行く」と書いてもらっていたのだ。

しかし、薬を保管している曜日ごとのウォールポケットには土曜日までの薬が全部、入っているので
まだまだある、と思い父はクリニックへ行くのをやめてしまう。

…それは予測できていたのだが、この日は私も母の耳鼻科受診があり、父へ電話するなどのフォローができなかった。
そこで、「薬をもらいにクリニックへ行ってね。まだ薬はあるけど、お盆休みになるからなくなるよ」と紙に書き、
保険証と派手な色の洗濯ばさみで留めてテーブルの上に目立つように置いた。
「わかった!明日、朝から行くよ。」
しっかりとした返事をする父だが、数分後には忘れる。
まあ、良い。
明日は父に電話をして促そう。それでもダメなら明後日、朝から来て受診に付き合おう。

気付けば、もう2時になっていた。
母の施設へ父と向かう。
父は自転車、私は徒歩。
自転車なら10分かからない距離だ。暑いので、父には先に行っておいてもらう。
午後の一番暑い時間帯。日傘を差していても、道路や壁面への反射で眩しくクラクラする。

エアコンの効いた施設の部屋で、一休み。
しばらくしたら、また今度は皮膚科の受付に行かねばならない。
人気の医院のようで、4時から午後診なのだが3時半くらいから患者が順番待ちを始めると言う。
私が先に受付の順番待ちに並んでくるから、と段取りを説明するが、これも何度説明しても理解が鈍く、忘れるのでメモ用紙に書いて渡した。

皮膚科医院へ着くと、まだドアは閉まっているのに、もう二人並んでいた。
しかも、見る見るうちに長蛇の列となった。この酷暑の最中に…尋常じゃない。

受付を済ませ問診票に記入、日傘を差して施設へ戻る。
「あれ?もうお前、帰ったんやな~と思ってたわ。」
「帰ってないよっ!並んで来たんや。」
スッとボケる父にキレそうになり、堪えてタオルハンカチで首筋の汗を拭う。
父のシャツの胸ポケットからメモ用紙を取り、「読んで。」と手渡すと、
「あ?あ~。そうか。そうやな。」
母の車椅子への移乗のためにやって来たヘルパーさんたちに
「年取ったらあきませんわ~。娘に怒られて。」
ハハハと笑って父が言う。
別に怒ってるわけじゃないけどね。とにかく、今は皮膚科へ母を連れて行かなくちゃいけないのよ、時間がないの。
「俺も行くよ。俺が車椅子を押して行く。」
暑いからいいと言っても聞かない。押し問答になってしまうので、折れた。

医師は丁寧に診察してくれた。
さすが人気の医師。的確な指示を明瞭に説明してくれる。
薬も今使用しているものと違う成分のものを処方してくれた。

肝心の母の状態は、徐々に目の周りの腫れが少しマシになっていて目もパッチリ開いている。
あちこち診察に連れ出し、刺激を与えているせいか、普段よりしっかりとした表情だ。

とりあえず、眼科耳鼻科皮膚科のスリーコンボを終え、やれやれと息をついた。
帰路、最寄り駅から自宅までの坂道をいつもより長く感じた。

翌日火曜は午後からケアマネージャーさんの訪問があるので実家へ行く予定になっていた。
準備しながら、ああ、そうだ、父にクリニックへ行くように電話しなくてはと思い出し、かけてみた。
すると、出ない。
もうクリニックへ行ったのかもしれないと、今度はクリニックへかけてみる。すると、
「お父さん、今日は来られてませんよ~。」
顔馴染みの看護師が答えてくれた。
…家を出て、まだ着いていないのか。
15分後、再度実家へ電話をするが、やはり出ない。
クリニックへ電話する。
「来られてませんねぇ。」
…どこに行ってるねん!?
まさか、母の施設へ行っているのか?
施設に電話をかけてみる。
「お父さん、今は来られてませんよ~。靴が玄関にないので。」

…うむむ。
買い物か?それとも、近所の人と話しているとか?
10分後、電話をしても出ない。
さらに5分後。出ない。
その5分後も…。

…まさか…。
まさかとは思うが、…家の中で倒れている…?
テレビニュースで、自宅にいて熱中症になり緊急搬送される高齢者が多いと今朝も報じていた。
うちの父も、何度言ってもクーラーを使用しない。
水分補給もしたがらない。
昨夜もあんなに暑かった。倒れていても不思議ではない。

或いは…
もう既に…。
嫌な考えが浮かび始め、早く出かける準備を終えたいのに、いつもより時間がかかる。
これから出発しても実家へ着くのは1時間後、
今も父は動けずに苦しんでいるのか?
救命に間に合わないかもしれない。気持ちばかりが焦る。

誰に相談をすれば良いのか…。
そうだ、と思いつきケアマネさんに電話をかけてみた。

すると、事務員の若い男の人が出た。
父が電話に出ない状況を伝えると、
「昼に戻ってくるので、戻ってきたら折り返し連絡するように伝えます。」

…う…うう~~ん、いや、あの、緊急性を滲ませたつもりだったんだけどなー!
伝わらなかったかなー!
とにかく、準備を済ませて駅へ向かう。
するとケアマネから電話がかかってきた。

「それは心配ですね…。私、今、動けるのでちょっと様子を見て来ます。」
「お願いします。ありがとうございます…!」

電話を切り、駅を見ると目の前で電車が動き始めた。
一本、乗り遅れてしまい、「…ああ、、」と思わず声が漏れた。
15分間、次の電車が来るまで冷房の効いた待合室で一人ぼんやりと考える。
もしかしたら…と期待を込めて実家に電話をかけてみるが、やはり出ない。

大変なことになってしまったなぁ。
毎日、父が来てくれることで母も元気を維持できていたはず。
父が来なくなったら、母も弱ってしまうんじゃないだろうか。

やがて、やって来た電車に乗り、次の駅に着く頃、ケアマネから電話がきた。
車内だったが、小声で電話に出た。

「今、着いたんですけど、玄関のチャイムを鳴らしても応答ないですね。自転車もあります。」

自転車があるということは、出かけていないということだ。
やはり、父は家の中で倒れているのだろう…。

もう一人、事務所から人を呼んで二人で家の中へ入るとケアマネが言う。
カギはキーケースにあるので、ロック解除の暗証番号を伝える。

「すみません、よろしくお願いします…。」

空いた車内。小声での通話を切って、タオルハンカチで冷や汗を拭う。
ああ、これは本当にダメかもしれない。
昨日はあんなに元気そうだったのに。

別れ際、「気を付けて!」と声を掛けると
「お前も気を付けてな!俺に言われてたら世話ないか?ハハハ!」といつもの調子で言っていたのに。
あれが最後の言葉になるのか?

それならば、昨日イライラしてキツく当たったりしなければ良かった。
「娘に叱られて。」なんて言わさなければ良かった。

クリニックへ薬をもらいに受診することを何度もうるさく、強い調子で言ってしまったが、
こんなことなら、そんなことはもうどうでも良かった。
もっと和やかな時間を過ごせば良かったのに。

次にケアマネから電話がかかってくる、その内容が怖い。
しかし、早く知りたい。
人がほとんどいない車内でジッと座って待つ。

5分後、ケアマネからかかってきた。

「今!お父さん!
散髪から帰って来られました…!」

…え…?
ええええええ…っ?!
さ…散髪…?

あああ…、そう言えば言ってたわ!
散髪、まだ行かなくていいかな?って。
正直、どうでも良くて「頭が暑かったら行ったらいいんちゃう?」と適当に答えたわ…。

ひ…人騒がせな…
何を、散髪してスッキリしとるねん!?

そして、クリニック受診の件はやはりすっかり忘れていた様子。
でも…もういいのよ。
生きてくれていたら、それだけで儲けもんよ…!

緊張からの脱力が激しく、
その後の乗り換え駅でも一本、電車を乗り遅れてしまったわ…。

翌日、水曜は朝からガンガンに鬼電して無事、父をクリニックへ行かせるミッションに成功…!!
本当に痩せる思いをした…のに、体重は落ちない不思議。
posted by める at 09:54| Comment(2) | 日記 | 更新情報をチェックする

2019年07月22日

夕映えて神戸

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あの夜、熱に潤んだ瞳で見上げたポートタワーは赤く滲んで
海風の冷たさに君への思いも急速に冷えた

約束の時間に平気で寝坊する君と
夕暮れに追われるように家路につく私とでは時間の観念がズレている
一緒には居られないとわかったんだ

あれから10年経って、今日はこんなにも鮮やかに夕映えて
神戸の街は美しく暮れていく

一応ちょっと気には掛けてる
結構、雨とかの災害がそっちのほうで起きてるみたいだけど、大丈夫?とか
あの凄惨な放火事件でさぞかし心を痛めているだろう…とか
話したいこともあるし、話したら君は面白いやつだけど
たぶんきっと、今は君も前とは違う生活をしていてあの頃のように暇でもないでしょ
大切なものも増えてるよね、そうであってほしいよ

波音静かに時を重ねて
拗ねた瞳をした青年も、惑う私も神戸にいない
posted by める at 18:52| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2019年07月05日

noteについて

このブログをiPhoneで閲覧した時に「安全ではありません」とURL欄に表示されるのが気になって
noteへの移行を検討していたのですが、
とりあえず移行はせずに、このままここで続けようと思います。

理由は

・noteにはコメントするのに登録が必要。
 …気軽にコメントしてほしい。全くないのはモチベがつらい~。

・スマホでもアンドロイド機だと表示のされ方が違う。
 「安全ではありません」ではなく、アンドロイドだと記号なので見た目がマシ。

・ここ、SeeSaaBLOGのSSL化(https:///で始まるURLに変更)が見込める。
 …既に管理画面は変更され、ちょっと安心。
 もう少し早くしてくれてたら悩まずに済んだのに…。


noteは作品として自分の才能を売りたい人が集まっている場のようなのよね。
売っていいと思うの。買ってくれる人がいるかもしれないし。

でもなぁ…。
私がネットを始めた2000年とかはさ、
こんなにすごいいろんな人の才能を自由に、無料で享受できる多幸感があったのよね。
すごいなぁ!って思った。

私の雑文に値段をつけて、それでも読んでくれる人が何人いるだろう。
確かにPTA会長挨拶文例集は、あれは本にして売ってもいいのかもしれないけど、
それよりは、私の経験が誰かの参考になったり、少し役立ったりしてくれるといいな…って思うから。
(まるっきり全文そのままを読み上げたPTA会長には、ちょっと~!?って思いましたが…。)

それで、noteはもう消そうかな~と思っていたのですが、
ここにきて、なんと!アクセス数が急増していて…。

「つみびと」山田詠美 完結(追記)←note

5月に単行本が出版され、さらに最近、本作と酷似した痛ましい事件も起こり注目が高まっているのだと思います。

つみびと 小説」で検索すると1ページ目に私のnote記事が出てくるのよ…。(2019年7月現在)

このブログにも同じ記事があるんだけどね~~
「つみびと」山田詠美 完結(追記)←ブログ

ブログだと、検索で来てくれた人が自分の胸の内をそっと明かしてくれるようなコメントをくださることがあるけど、
noteは471人(2019年7月現在)が読んでくれてもコメントは1個もない。
1日40人くらいがこの記事を読んでくれている計算なのになぁ。

ということで、やっぱり私のスタイルはブログの形が良いのだろうな、と思うのでこのままここで続けて行こうと思っています。
noteは、とりあえず置いておいて様子を見ます。
posted by める at 14:36| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2019年06月27日

G20だよ!いつもと違う大阪

明日から始まるG20サミット。
大阪で初の大規模交通規制があると、ずいぶん前からニュースなどで繰り返しアナウンスされていたが、
直前まであまりピンときていなかった。

実感したのは、昨日の夜。
寝る前に部屋の窓を閉め、ふと見ると
あべのハルカスが暗いのに驚いた。

日本一高いビル、あべのハルカス。
地上300m、60階建て。
近鉄百貨店やマリオット都ホテル、美術館、オフィスなどが入っている。
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窓から見えると、なんとなく嬉しい。
高いものが好きな私が嬉しがり屋なのよ。

だから、いつも窓を開け閉めする時はハルカスを眺める。
天気が良いのにハルカスが見えない時は黄砂や花粉が舞っているとか、
そういう指標にもなる。

夜のハルカスはとてもきれい。
外国人観光客で満室なのだろう。
ほぼ全室に明かりが灯り、煌々と輝く。
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すごいなぁと思いながら眺めるのが好きだ。
ところが、昨夜は違った。
ハルカスが暗い…。

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…そっか、G20に向けて前日から一般客は入れていないのね。

って、ことは…
今夜はどこかの国の要人や、そのお付きの方々がお泊りなのね。

天王寺を始め梅田、難波などは今日は警官でいっぱいだそうで、
どんな様子なのか、ちょっと見に行きたい気持ちもするけど、
そこは堪えて自粛。

実家へは行ったんだけどね。
今日からは学校も休校だそうで、
電車が空いていて驚いた。
外国人観光客もすごく少ないので、ほんとガラガラ!
ありがたいけど。

なにせ、テロとかそういうの無しで
無事に開催、閉幕してほしいわ。
posted by める at 23:58| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2019年06月20日

ネコネコパラダイス

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ベランダで洗濯物を干しながら、ふと下を見ると
丸っこい毛玉が見えた。
んんっ?目を凝らす。
…猫だ!と気付き、手にしていた洗濯物をカゴに放り投げ、急いで一階へと降りた。
窓をそっと開け伺うと…
家の裏手で子猫が3匹重なり合い、ふわふわとした白いお腹を上下させ眠っている。

…なんて可愛いんだ。
窓をもう少し開けようとしたその時、カタンと音を立ててしまった。
少し離れていた母猫が振り向き、目が合う。
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いやいや、ごめんね、見てただけなのよ。
親猫に言い訳しながら、そっと窓を閉めた。
そうして、3階のベランダに戻り洗濯物干しを再開させつつ、下にいる猫をこっそり覗き見る。

住宅街の死角、
家と家が背中合わせになっている人の通らない隙間。
どくだみの花咲く狭い場所で親猫が3匹の子猫に乳を与えている。
穏やかな日差しを受け丸まって眠る猫たち。

我が家の裏が子猫を育てるのに適した安全な場所だと親猫に判断されたことが嬉しい。
邪魔しないからさ、ここで育てればいいよ。
私はそう思う派の人間なのだが、生き物の好き嫌いは人によってかなり異なるので、
こう話すと、
「…え?野良猫に居つかれてるの?」と眉をひそめる人も少なくない。

猫を飼いたいとずいぶん前から考えていた。
ところが、なかなか条件が揃わない。子育てが終われば親の介護と人間の世話で忙しい。
しかし、条件うんぬんと言っていては、いつまで経っても飼えない。
うちの裏に子猫がいるのも何かの縁、
3匹のうち、1匹うちの子に迎えてもいいんだけど…。

そう思いながら毎日、猫を観察し、愛でた。
母猫は野良とは思えないくらい毛の艶が良い。体もしっかりとし、栄養は十分のようだ。
どこかの家で、ごはんをもらっているのかもしれない。
私も何かエサをあげたい気持ちは山々なのだが、そこはやはり我慢し、観察するに留めた。

母親の健康状態が良いので乳も十分に出るのだろう。子猫たちも痩せていない。
最初は、ほとんど動かず寄り集まって眠っているだけの子猫だったが、
次第にヨチヨチと歩くようになり、起きている時間が長くなってきた。
翌週には、きょうだいでじゃれ合って遊ぶようになり、短いしっぽを立てて3匹が飛び回る様子を眺めるのは、本当に心が和んだ。



キジトラ白、模様がはっきりした子は、一番聡く、俊敏。
私が覗き見る気配をいち早く察知し、物陰に隠れる。
この子が一番、野良猫としての適性がありそう。

キジトラ白の模様がぼんやりした子はマイペースっぽい。

黄色の子猫はおっとりしていて、甘えん坊。
母猫のおっぱいを一番にねだりに行く。

黄色は野良として厳しい猫人生を歩んで行けるだろうか。
我が家に迎えて、ぬくぬくとした環境で守ってやりたい。

…しかし、あんなに甘えん坊の子猫を、今、母猫から引き離すことが幸せだと思えない。
まだ授乳している時期で親猫もちゃんと子育てをしている。もう少し、様子を見よう。
しばらくして母親が世話を完了し、子猫が独り立ちを促された時、路頭に迷って鳴いていたら…その時は。

観察を続けていると、
母猫が子猫たちのそばを離れる時間が長くなっているのに気付いた。
子猫が大きくなってきて、母猫も自身の栄養補給が大変なのかもしれない。

子猫たちはうちの家の裏でかくれんぼをしながら遊んでいた。
走るのが早くなり、隣家の敷地内まで行動範囲を徐々に広げていった。
母猫が先導し、子猫たちに安全な経路を教えていることもあった。

裏に面する窓をそっと開けると、クリクリとした瞳の子猫たちが戯れるネコネコパラダイス。
この上なく平和な光景が広がる。
猫カフェへ行って癒されたいと思っていたのに、なんと無料で子猫がじゃれ合うのを心行くまで眺め、堪能できる!
なんて幸せなんだ…。

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ある日、黄色と目が合った。
逃げないでいるので、話しかけた。

「お母はんは?お留守?待ってるの?」

それでも黄色は私をジッと見ている。
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「…うちの子になる?」

そう言って身を乗り出すと、猫はサッと草むらに隠れた。
…そうだよなぁ。親猫もきょうだい猫もいて現状、困っていないのに私の世話になろうとは思わないよな。
諦め、窓を閉めたが、黄色を見かけたのは、これが最後になった。

翌日、窓の外を探したがキジトラ白(柄ハッキリ)と親猫の2匹しかいなかった。
活発なキジトラ白は親猫の後をついて一緒に歩いていた。
すると、親猫がエアコンの室外機の上に飛び乗り、そこで座り込んだ。
子猫も真似て飛ぶが、いかんせん背丈が全く足りておらず、ピョンピョンと跳ねるだけだ。

…これは…
独り立ちを促しているのか?
獅子が子を崖から落とすというアレか?

しかし…!その日は父親の診察付き添いの予定があり、すぐにも出かけなければならなかった。
うう~ん、こんなタイミングで…。

帰宅して、母猫に突き放された子猫が家の裏で鳴いていたら、すぐに迎えに行こう。
そして動物病院へ連れて行こう。
段ボール箱があったから、それにタオルを敷いて、近くのスーパーに子猫用のミルクを買いに行こう。

夕刻、家に帰り、裏の窓を開けると猫は一匹もいなかった。
とりあえず洗濯物を取り入れるのにベランダへ出て、下を見ると、
隣家の窓の下に猫除けのトゲトゲシートが数枚、敷き詰められていた。
野良猫に気付いていたのは私だけではなかったのだ。

ネコネコパラダイスは消えた。
それっきり見かけることがなくなった。
安心して猫が居眠りできる場所ではなくなってしまった。

さびしい気持ちで過ごした数日後、
出かけようと玄関の門を開くと、母猫と擦れ違った。
「え?」と驚いたが、猫は素知らぬ顔で門をくぐり、隣家との境界の狭い通路へゆっくり歩いていった。
それがあまりに堂々としていて、どっちの家だかわからない。
ちょっと!うちの敷地だってば。固定資産税を払っているのはうちなのよ?

母猫が健在なのはわかったが、子猫たちはどこでどうしているんだろう。


ひどく雨の降る夜、
食パンを買いに近くのコンビニへ向かった。
「ミャウ!ミャウ!」
子猫の甲高い声が静かな夜の駐車場に響いていた。

どこで鳴いているんだろう。
声の下に近づくと、…いた!
キジトラ白だ。間違いない。

こんな雨の中、親猫とはぐれたんだろうか。
「おいで。」
手を差し伸べると、キジトラは後ずさりし、他家の敷地内に入って行ってしまった。
姿は見えるが、さすがに他所の家の門の中へ立ち入るわけにいかず、とりあえず食パンを先に買いにコンビニへ入った。
保護した子猫に何を与えたら良いのかをスマホで検索しながら。

コンビニから出ても子猫の鳴き声は続いていた。
しかし、場所が移動している。
自転車置き場を探していると、次は向こうの通りから声がした。
そしてしばらくすると鳴き声はしなくなった。
親猫と合流できたのかもしれない。

雨に濡れ、寒さに震えて動けなくなっていたなら、すぐにでも抱きかかえた。
しかし、相変わらず動きは俊敏で大きな声で鳴いている。子猫は元気だ。

姿は見えないが、うちの裏手の辺りに相変わらず暮らしているようだ。

甘えんぼの黄色はどうしているだろう。
困ったら、いつでもうちへおいで。
玄関の前に座ってくれていていいから。
posted by める at 10:36| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2019年06月02日

サザンふざけるな!!ライブ感想5

今日は名古屋2日目だね!
満員御礼のライブツアー、サザンは今更ながらにすごいよ…!

年を追うごとに、肩の力が抜け、
その分、演奏と歌に集中して力を注いで、鮮やかなステージになってきてるように思う。


感動の鮮度がいいうちに書き始めています…
良かったら、読んでね〜〜
↓ note
サザンふざけるな!!ライブ感想5【ネタバレ注意】

メールとかでコメントくださる方や、
ハートマークのいいねを押してくださる方もいて、ありがたいです。。。
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posted by める at 11:48| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2019年05月10日

NHK「なつぞら」面白くなってきたね!

NHK朝ドラ「なつぞら」
徐々に話が進み始め、面白くなってきた。

とにかく「なつぞら」の世界は、皆、顔が良い!
顔面偏差値が大変高い。

主役なつの広瀬すずがまずきれいなお顔。
そのお相手役が吉沢亮とは…!
これは当代きっての最強カード。

のみならず家族も美形。
おじいさん役が草刈正雄さんなんだもん。カッコイイわ!

どの役もそれぞれに個性があり、温かな情を感じる。
なつはただ可哀想な身の上の子ではなく、明るくハツラツとしている。
と同時に、家族だが血縁ではないことを誰よりも噛み締めて暮らしていることが、滲ませるような表現で訴えかけてくる。
ゆみこちゃんの描き方も絶妙。意地悪そうに見えて全然、意地悪でないし、突っ張って生きているゆみこちゃんのほうがなつよりむしろ生き辛そうに見えるくらい。

こうなるのかな~という物語の進行の予測をいい感じに裏切ってくれるのが良い。

なつの将来について、本人の知らぬところで取りざたされている今週。
牧場経営の将来を考えたら、なつと義兄が結婚するのが一番の方法というおじいさんのアイディアも確かにアリ。
開拓時代には、そういうのも当たり前にあった話なのかもしれない。
義兄に、兄としてでなく結婚相手としてなつを考えることもできるはずだ、とおじいさんは言い切ってたけど、
なつのことを一番パートナーにしたいのは、おじいさんなんだと思うわ。

義兄 照男にいちゃんは、これまた意外にもおじいさんの言葉に反し、
相思相愛のなつと天陽くんをくっつけようと画策する。
そして、天陽くんの「(なつを)好きです」という言葉を引き出し、テレビの前の女性陣の胸を撃ち抜いた。

いやいや、あんなイケメンの愛の言葉…たまらんやんっ!
スキー帽がツギハギなのも、天陽くんがかぶっていると、なんかお洒落に見えるやん。
貧乏・不憫設定なのに空気が澄んでる…!北海道の空気ってこんなにきれいなのね…

なんやかんやで、なつは東京へ出てくるんだろうけど、今の北海道青春恋模様編も、なかなかいいわ~~
posted by める at 20:02| Comment(2) | 日記 | 更新情報をチェックする

2019年05月04日

10連休は長過ぎる…

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ゴールデンウィーク、皆さまいかがお過ごしですか?
いやもう、10連休は長いわ!長過ぎる。

旅行とかの予定があればいいんだけどねぇ…
ないし!

noteに日記、書いてます。
↑ここね〜!ここ!
良かったら、読んでね〜

posted by める at 20:21| Comment(2) | 日記 | 更新情報をチェックする