2017年06月10日

薄紫の紫陽花

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実家の庭に咲くあじさい。

車椅子の母に
「きれいに咲いているね。
お母さんの好きな色だね。」
と耳元で話しかけると、嬉しそうに微笑んで、うなづいた。

認知症ではあるけれど、
母はやはりこの上品な薄紫が好きだし、
庭の花を眺めるのが好きなんだ。
それだけで、母は今も変わらず、私が知っている母のままだと感じられて、とても嬉しかった。

結婚前、私がまだ実家にいる頃、
母は庭に咲く花、路傍に咲く花を見つけては、自然の生命力の強さへの感動を込めて私にその様子を語った。

母の話は長く、いつもとりとめがない。
話のポイントになかなか辿り着かず、内容の全体像が掴みにくい。
しかも、途中で話を急かせたり、まとめようとすると
「話の腰を折ってはいけない。」と激怒される…。

聞く力を養えたのは両親のおかげと今は思う。
父も大概の語りたがり屋だから…。
もちろん、私もなんだけどねっ。

母は今はあまり話せない。
だけど、母のあのとりとめのない話の数々は私の記憶のライブラリーに母の歌うように美しい声と共に貯蔵されているから。



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2017年06月08日

あぶらとり紙

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※2002年8月の日記を再掲。
久しぶりに読み返したら懐かしくて…


鏡台の引き出しに入れてある「あぶらとり紙」3つ。

1つは、娘が購読している少女マンガ月刊誌「なかよし」の付録。
雑誌の付録は従来、大きさ、材質が規制されていたが、去年、大幅に緩和され、非常に豪華になっている。
モー娘。のファイルやペンケースもつくので、子どもたちは大喜びだ。

2つ目は、粗品でもらったもの。

そして3つ目はチッチちゃんからのお土産。
「最高級あぶらとり紙 美白」と書かれてある。

娘たちは、これが気になって仕方ないらしい。
「最高級・美白」という文字に心をそそられるようだ。
顔をひと拭きするだけで、色白美人になれる魔法の紙のように見えるのかもしれない。

私は脂性な方ではないので、あぶらとり紙は普段、使用しない。
ずっと引き出しにしまってあるのだが、
だからといって、子どもたちに使わせるのは、もったいない。
使うことを禁じている。
それで、益々「あぶらとり紙」への憧れは募るのだ。

先日、あまりにも、しつこく言われ、ついに「あぶらとり紙」の封を開けた。
一枚とって頬や鼻にあててみたが、やはり、いまいち脂がない。
その様子を横で、羨望のまなざしでもって眺めていた長女、
一枚ほしい、とねだる。
断ると、次女が
「お姉ちゃん、これがあるよ!」と付録を指し示す。

私が封を開けたので、自分たちも大事にしていた付録のあぶらとり紙を使う決心がついたようだ。

一枚ちぎり、妹にあげ、
もう一枚、とり、
二人で、額と鼻の頭を拭く。

「お~~~っ!すごーーーい!!」

たちまち色が変わるあぶらとり紙に感動している。
が、どう見ても、それは脂ではなく「汗」だ。

小学生ってやつは、本当に、どいつもこいつも、
鼻の頭に汗の粒を10個くらい、器用に乗せて走っている。

汗はタオルで拭け!
あぶらとり紙を使うんじゃない!!

すると長女、
私の「最高級・美白」のあぶらとり紙を一枚欲しいと乞う。
付録の物との使用感の差を体感したいらしい。
あまりのしつこさに根負けし、一枚あげると、
まるで宝物のように手に取り、そっと頬を拭き、

「感触が・・・全然、違う・・・・!!
違うよ、みほちゃん!ほら・・・」

次女の頬も拭いてやる。

「ああっ!ほんとだ。こっちの方がいい!!」

「さすが、最高級・・・!」

などと感じ入っているが、肝心の皮脂はほとんど拭き取れていない。
そこで、

「脂はお父さんがいっぱいあるから、
それで、お父さんのおでこを拭いてごらん?
びっくりするよ!」

と言うと、二人は目を丸くした。
しかし、せっかくの貴重なあぶらとり紙を簡単に手放す気にはなれないらしく、躊躇している。
私としては、あぶらとり紙に皮脂があまりつかないのは、自分に脂がないためか、それとも、紙の性能の問題なのか確かめたい気持ちだったので、一枚、ちぎり、
リビングでテレビを見ていた夫の側にしゃがみこんだ。
子どもたちもあわててついて来る。

「あぶらとり紙でおでこを拭いてあげるねぇ~♪」
夫の機嫌を損ねないよう猫なで声。
「最高級のあぶらとり紙やでぇ~~!」
長女も興味津々。

見ただけでツヤツヤと脂が乗っていそうなおでこに
あぶらとり紙を一枚、ぺチャッと貼り付ける。
すると、たちまち色が変わり、見事に脂を吸っていく。

「おお~~~っ!!すごい・・・」

私と娘たち、三人の女が、夫のおでこに貼られたあぶらとり紙を見つめ、ため息をつく。

「鼻の頭も、きっとすごいよ!」

もう一枚を使って、鼻の頭に貼り付けてみる。
これまた、すさまじい勢いで脂が紙に染み渡っていく。

あぶらとり紙というのは、このように使うのだ。
こんなにすごいものだとは知らなかった。
目からウロコが落ちる思いで、ただ見つめていた。

鼻からはがしてみると、
あぶらとり紙は、全面、余すところなく、脂を吸いきっていた。

「ほら、見て。すごい。
あぶらとり紙も、
『もう吸えません。参りました~~』って言ってる!!
やっぱり、あぶらとり紙って、お父さんみたいな人が使うものなのよ!」

思わず、そう言ってしまって、
これでは、夫を「天下無敵の脂性キング」と認定したかのようか?!と
ハッと気づき、
夫の顔色を伺ったが、怒っていないようで、ほっとした。


しかし、その後もまだ、あぶらとり紙は大事に引き出しにしまわれている。
娘たちも、同じように、使わずにしまっている。

あぶらとり紙は化粧をする大人の女の持ち物だから。
少女の憧れの品なのだ。
posted by める at 18:28| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年05月25日

キスだけなんて信じない

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キスだけでいいからなんて嘘よ
私に口づけて狂わずにいられる?
キスまでで私を諦めた男はいないのよ

ブンブンと羽音を立てて飛ぶ蜂が
無遠慮に花びらの奥へと潜り込み
潤う蜜を吸う
満足するまでいつまでも

求められる唇ならば
しっとりと濡れて柔らかく
ばらの花びらのように
甘く香って
もっとあなたを焦らせましょう
posted by める at 23:51| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年05月23日

好きな花は、なりたい花

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春のこの時期に咲く可憐な桃色の小さな花が好きだ。

すみれのようだけど、ムラサキカタバミという植物らしい。
雑草の茂みに隠れていたり、
小さな川のそばに咲いていたり、
歩いていると、思いがけない場所でこの花を見つけ笑顔になれる。

そう、小学校へ通う道にもよく咲いていた。
学校の花壇で咲き誇るチューリップよりも、雑草のようなこの花が好きだと、自分を投影させて思ったものだ。

明るく元気なクラスの中心になる華やかな少女は私の像からは、ずれていた。
愛らしい桃色の花びらを広げ、
控えめに、しかしすっくと背を伸ばして、しなやかに風に揺れて咲く。
そんな花でいたかった。

たくさん咲いているからと、手折って持ち帰ると家に着く頃には、細い茎がすっかりくたっとしてしまってだめになるのが残念だった。
今は簡単に写真に撮れるからいいね。


posted by める at 00:11| Comment(2) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年05月12日

紺のロングカーデの着痩せ効果!

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今日、2人の人に続けて

「痩せました?」

って聞かれたんですぅ〜
でも、即座に

「いや、目の錯覚です。」

ビシッと否定してしまったわぁ。
だって、今朝も、昨夜も体重計に乗って

「…あかんやんっ!」

と1人キレ気味にツッコミを入れたんだもの…。

紺のロングカーディガンでスッキリコーデ♪が功を奏したのよね。

いやいや、夏を目前に3kg落としたいと思ってるんですってば。ほんとに。
そろそろ、桑田さんのライブツアーの詳細も明らかになりそうな感じだし。
切実に何とかしたいと思って、ちょっとまた歩いたりしてるんですって。

そんな気持ちと裏腹な画像は、昨日、上手く焼けた餃子ちゃん。
美味しかったですぅ♪
posted by める at 23:18| Comment(2) | 日記 | 更新情報をチェックする