2018年09月09日

台風21号 あらゆるものを吹き飛ばす

この一週間はちょっとほんとに大変だった…。
甚大な被害をもたらした台風21号。
「非常に強い勢力」は、予想以上に激しかった。

午前は台風の予兆すら感じさせないような晴れやかな青空だったのが、昼頃から一転。急に猛烈な風雨となった。
雨戸を閉めていても叩きつけられる雨音が聞こえ、暴風に家が揺れる。
そのうち、外からバシャーン!とか、ガガガ!という嫌な音が聞こえてきて、気持ちが落ち着かない。
二階の窓から外をそっと様子を覗くと、家の前に何のゴミだかわからないものがめちゃくちゃたくさんあるのに驚いた。
向かいの家の屋根の上の古いアンテナにビニールのようなものが巻き付き、強風で激しくはためいている。
どこから飛んで来たのかトタンの波板が3枚、道路で風に舞い踊っている。
そのうち一枚が風に煽られ、私がいる二階の部屋の出窓に飛んできてぶつかり、身の危険を感じた。
出窓には雨戸がないのだ。
ピンポイントでそこにぶつかってくるか?トタン板…。

バシャーン!と派手な音を立てたが窓が割れることはなく、そのまま下へ落ちていった。
下には主人の愛車が駐車してある…。
車に傷がついたら、主人が激怒するやん……。やめて〜〜〜
ヒヤヒヤしながら見ている間にも車の周りにあらゆる物が飛んできて集まり、また飛んで行く。

しかしね、そんな暴風の中、傘もささずに向かい風に向かって歩く若い男の子というのがいるのよ!
2人も見ちゃった。
大きなトタン板などがバンバン飛んでる非常に危険な状態。
なんで、歩いてるの?!と青ざめたが、やたら颯爽とした風情。
…確かに、こんなあらゆる物が宙に舞う街を歩くというのは、まるで映画やゲームの世界をリアルに体験できる、またとない貴重なチャンスだろう。
映像の中と違って当たったら大怪我しちゃうのに…体張るよなぁ…。知らないわよ?

3時半頃、ようやく風雨が収まってきた。
それと同時に近所の人たちが外へ出て、被害を確かめ、片付けを始めた。

斜め向かいの家の壁面モルタルが落ち、パネルが無残にバキバキに割れていた。
その破片が至る所にある。細かな物もあれば、1mくらいの大きなまま飛んできた物も落ちている。
どこから飛んで来たのかわからない枝葉も大量。

引っ越しして10年。
これまで会釈しかしていなかった近所の方たちと、初めて話し、一緒に掃除をした。
人は強い。

やれやれ…と思ったが、我が家の周りはまだ被害が少ない方だったようで、
長女、次女、弟、それに母の施設のある地域で停電になっていた。

母は医療的ケアが必要なので、電力がない時、万一のことが起きると生命に危険が及ぶ。
病院へ緊急搬送すると施設から連絡が入った。
受け入れ先病院が決まったら、私にもそちらへ行ってくれと言う。
無論、母が入院するなら駆けつける。駆けつけるのだが…電車が止まってる!
タクシーででも来てくれと言われ、えらいこっちゃーと慌てて用意をしていた時に
主人から「帰るメール」がきた。主人は台風でも通常通りの出勤だったのよねぇ…。

帰宅した主人に車を出してもらい、施設へ向かう。
道路には、折れた街路樹の枝が散乱。信号機が正面を向かず、風で曲がってしまっている。
停電で消えている信号機もあり、とても危険。

車の中で施設に電話し確認すると、なんと、受け入れ病院は決まったものの救急車の順番が回ってこず、まだ施設で待機中とのこと…。
とりあえず家に引き返して連絡を待つことにしたが、結局、3時間後に電力が復旧し、母は病院へ運ばれることなく、事なきを得た。

そして翌日は義父の受診付き添いで病院へ朝から出かけたのだが、その道すがら台風被害の大きさ、範囲の広さを目の当たりにした。
古い家屋は壁が落ち、瓦が飛び、雨樋が外れ、奇妙な形で屋根から垂れ下がっている。
大きな看板は傾き、店舗用テントは破れ、ひどいものは金具ごと落ちている。
道路に自動販売機用のゴミ箱が飛ばされ、道を塞ぐ。
いつも目にしていた街と異なる様相に驚く。

そう、
台風だけでも大変だったんだけど、
結局、義父が緊急入院になって、なんかもうわけがわからないくらい今週は慌ただしかった…。
いろんなこと、重なり過ぎっっ、、、

【追記】
被害に遭った民家を勝手に撮るのは気が引けるので、
公園の様子を…
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池の周りを囲む桜並木が美しい公園。
枝が折れるどころか、幹が折れている…。
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生木がこんなふうにねじれるようにして折れてしまうなんて…

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立派な大木が根からひっくり返っている…。
こんなことになるなんて、とても信じられない。
台風から一週間を経ても、街の至る所に爪痕はまだまだ多く、人の心も災害ごみもまだ片付いていない。
posted by める at 00:34| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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